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1.ダイエットしても改善しない二重顎、その本当の理由
鏡を見るたびに、あるいは写真を撮るたびに、顎の下のたるみが気になっていませんか?
「体重を落としても改善しない」「顎の運動をしても効果がない」——そんなお悩みを抱えていらっしゃる方は、実はとても多いのです。「自分だけがひどいのかな」と不安に思う気持ち、よく理解できます。
クリニックの長年の臨床経験から申し上げると、二重顎でご来院される方の多くが、単なる脂肪の蓄積だけでなく、筋肉や骨格の構造的な問題を併せ持っていらっしゃいます。
二重顎の主な原因は3つ
① 皮下脂肪の蓄積 顎の下に脂肪がたまり、二重顎の輪郭が形成されるケースです。ただし、これだけが原因の方は思いのほか少ないのが実情です。
② 広頸筋(Platysma)の弛緩 首から顎にかけて広く覆っている薄い筋肉「広頸筋」が、加齢や体質的な要因によって中央から開き、顎のラインが崩れます。これが「筋肉縛り」が必要となる核心的な原因です。
③ 骨格の問題(小顎・後退顎) 顎の骨自体が後方に位置している場合、皮膚や脂肪が下垂して見える効果が大きくなります。
よくある誤解として「二重顎は太っているから」というイメージがありますが、細身の方でも二重顎が目立つケースは少なくありません。これは広頸筋の離開(Diastasis)と弛緩が主な原因であることがほとんどです。
イ・ソンウク院長のポイント: 二重顎の根本原因は脂肪ではなく、広頸筋の弛緩と骨格構造にある場合が多いのです。
2. 二重顎筋肉縛りとは?手術の仕組みを解説
二重顎筋肉縛り(Platysma PlicationまたはPlatysmaplasty)は、開いたり弛緩したりした広頸筋を、中央で再び縫合して引き締める手術手技です。
広頸筋は、首の前面を左右に広がる幅広く薄い板状の筋肉です。若い頃は中央でしっかりと接していますが、加齢や体質的な要因で中央部が離れてくると、顎の下に2本の帯(Platysmal Band)が現れ、顎のラインがぼんやりとして二重顎が形成されます。
筋肉縛り手術は、この開いた広頸筋の両側の内側縁(Medial Border)を中央で重ね合わせるか突き合わせて縫合することで、顎の下のたるんだ構造物をしっかりと支える原理です。
単純に脂肪だけを取り除く「二重顎脂肪吸引」とは根本的に異なるアプローチであり、構造的な原因を矯正する手術といえます。
なぜ脂肪吸引だけでは二重顎が根本的に改善しないのか、その理由について さらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
→ 二重顎筋肉縛りで根本解決:脂肪吸引では取れない理由とは?
イ・ソンウク院長のポイント: 筋肉縛りは、開いた広頸筋を中央で縫合し、顎のライン構造そのものを再建する手術です。
3. 手術前の精密診断プロセス
二重顎筋肉縛りの手術プロセスにおいて最も重要なのは、実は手術そのものではなく、手術前の診断です。同じ二重顎でも原因が異なるため、アプローチが大きく変わります。
マイン美容外科では、手術前に以下のような体系的な診断を行っています。
視診・触診 顎の下の脂肪量、皮膚の弾力性、広頸筋バンドの有無と程度を直接確認します。患者様が頭を下げたり力を入れたりしたときに広頸筋がどのように現れるかの動的評価も行います。
骨格分析 顎骨(オトガイ部)の前後位置と下顎骨の角度を確認します。小顎・後退顎を伴う場合、筋肉縛りだけでは最適な結果が得られないことがあるため、顎先手術との併用を検討します。
脂肪層の評価 顎の下の脂肪がどの層(皮下脂肪 vs 深層脂肪)に分布しているかを判断します。これにより脂肪吸引を併用するかどうかと範囲が決まります。
皮膚弾力検査 手術後、新しい輪郭に皮膚がうまく再ドレープ(re-draping)できるかを確認します。皮膚の弾力が著しく低下している場合、ネックリフトやミニネックリフトとの併用をご提案することもあります。
イ・ソンウク院長のポイント: 正確な診断なしに行う手術は結果を保証できません。脂肪・筋肉・骨格・皮膚のすべてを評価することが大切です。

4. 二重顎筋肉縛りの手術プロセス — 切開から縫合まで
患者様が最も気になる、実際の手術がどのように進むかをステップごとにご説明します。
ステップ1:麻酔と切開
二重顎筋肉縛りは、ほとんどの場合静脈麻酔(IV Sedation)または全身麻酔のもとで行われます。手術の範囲や併用手術の有無によって麻酔方法を決定します。
切開は主に顎下正中(Submental Crease)に約2〜3cmほど行います。この部位は自然な皮膚のしわ線と一致するため、手術後の傷跡がほとんど目立ちません。
ステップ2:皮下脂肪の処理
切開後、最初に行うのは皮下脂肪層の確認と処理です。
- 脂肪が十分に多い場合、直接切除(Direct Excision)または脂肪吸引カニューレを使用して除去します。
- 脂肪が少ない場合でも、広頸筋にアクセスするための空間確保のために一定範囲の皮下剥離(Undermining)を行います。
- この段階での過剰な脂肪除去は、逆に皮膚の凹凸(Contour Irregularity)を引き起こす恐れがあるため、適切な量の判断が専門医の経験に大きく左右される重要なポイントです。
ステップ3:広頸筋の露出と剥離
皮下脂肪を処理した後、その下にある広頸筋(Platysma)を明確に確認します。広頸筋の内側縁(Medial Border)を両側とも十分に剥離して露出させ、筋肉の開き具合・厚さ・弾力性を直接確認しながら縫合戦略を最終決定します。
ステップ4:筋肉縛り(Platysma Plication)— 核心ステップ
二重顎筋肉縛り手術プロセスの核心です。主に2つの方法が使用されます。
| 方法 | 説明 | 適応 |
|---|---|---|
| 正中縫合(Midline Plication) | 開いた広頸筋の両側内側縁を中央で重ね合わせて縫合 | 広頸筋の弛緩が中等度の場合 |
| コルセット縫合(Corset Platysmaplasty) | 正中だけでなく広頸筋全体を複数列で重ね縫合し、首と顎全体をしっかり引き締める | 広頸筋の弛緩が強い場合、首のラインの改善も必要な場合 |
縫合には主に吸収性縫合糸または非吸収性縫合糸を使用し、縫合糸の選択は筋肉の厚みと張力によって決定します。長期的な維持力を考慮し、非吸収性縫合糸を好む場合があり、これが術後の顎ラインの維持に重要な差をもたらします。
縫合時に最も大切なのは適切な張力調整です。緩すぎると効果が不十分になり、強く引きすぎると不自然な形や違和感が生じる可能性があります。
ステップ5:深層脂肪(Subplatysmal Fat)の処理
広頸筋を縛った後、必要に応じて**広頸筋下の深層脂肪(Subplatysmal Fat)**をさらに除去します。この深層脂肪は通常の脂肪吸引ではアクセスが難しい領域であり、直視下(Direct Vision)切除によってのみ正確な処理が可能です。
すべての患者様に該当するわけではありませんが、深層脂肪が豊富な方の場合、このステップを経ることで確実な顎ライン改善効果が得られます。

ステップ6:止血と縫合
すべての構造的矯正が終わると、丁寧に止血を確認します。手術部位に微細な出血が残ると血腫(Hematoma)の原因になるため、このプロセスを徹底的に行います。
- 必要に応じてドレーン(排液管)を挿入し、術後に血液や体液がたまるのを予防します。
- 皮膚縫合は最小限の張力で、マイクロ縫合技法を使用して傷跡を最小化します。
- 最後に顎と首の部位に圧迫ドレッシング(Compression Dressing)を適用して浮腫を抑制し、組織の癒着を助けます。
イ・ソンウク院長のポイント: 手術の完成度は、切開・剥離・縫合の全過程における繊細な判断と張力調整にかかっています。
5. ダウンタイムとリスクについて — 正直にお伝えします
どのような手術にも、副作用の可能性は存在します。二重顎筋肉縛り手術も同様であり、事前に正確に知っておくことが大切です。
一般的な術後反応(ほとんどが一時的)
- 浮腫(むくみ): 術後2〜3日目が最も強く現れ、約2週間かけて徐々に引いていきます。圧迫ドレッシングの着用が浮腫のコントロールに大きく役立ちます。
- 内出血(あざ): 顎の下から首の部位にかけて広がることがありますが、通常10〜14日以内に自然に吸収されます。
- 引っ張られる感覚・違和感: 筋肉を縛っているため、顎の下に引っ張られるような感覚が初期に生じることがあります。ほとんどの場合、2〜4週間以内に自然と落ち着いてきます。
- 一時的な感覚低下: 切開部位周辺の皮膚の感覚が一時的に鈍くなることがありますが、数ヶ月かけて徐々に回復していきます。
日本形成外科学会(JSPRS)においても、すべての形成外科手術において起こりうる一般的な合併症(浮腫・内出血・感覚変化など)について、術前に十分な説明と同意が必要であることが推奨されています。
まれではありますが注意すべき副作用
- 血腫(Hematoma): 手術部位に血液がたまる現象で、発生時に排液処置が必要になる場合があります。術直後の圧迫ドレッシングと安静が予防に役立ちます。
- 感染: 切開部位の管理が不十分な場合に発生する可能性がありますが、抗生剤投与で管理します。
- 縫合糸関連の問題: 非吸収性縫合糸が皮膚を通して露出したり、異物反応を起こすケースはきわめてまれです。
- 非対称または矯正不足: 術前の正確な計画立案と経験豊富な専門医の判断が、これを予防する最も重要な要素です。
なお、脂肪吸引のみで二重顎手術を受けた後、 結果に満足できず再手術を検討されている方も増えています。 その原因と注意点についてはこちらの記事をご参照ください。
回復タイムライン
| 時期 | 状態 |
|---|---|
| 手術当日 | 圧迫ドレッシング着用、安静が必要 |
| 術後1〜3日 | 腫れが最大、食事時に不快感あり |
| 術後5〜7日 | 抜糸(縫合方法による) |
| 術後2週間 | ほとんどの腫れ・あざが消失、日常生活への復帰が可能 |
| 術後1ヶ月 | 自然な顎ラインの輪郭が現れる |
| 術後3〜6ヶ月 | 最終結果が完成(組織の安定化) |
マイン美容外科では、アフターケアシステムを通じて、術後の回復過程を体系的にサポートしています。海外からいらっしゃる患者様のために、帰国後のフォローアップも対応しておりますのでご安心ください。
イ・ソンウク院長のポイント: 副作用のほとんどは一時的なものであり、徹底した術後管理が迅速な回復の鍵となります。
6. 手術前後の注意事項 — 専門医からのアドバイス
手術前の注意事項
- 手術2週間前から、アスピリン・オメガ3・ビタミンEなど出血リスクを高める薬物やサプリメントの服用を中止してください。
- 禁煙: 喫煙は血流を低下させ、傷の治癒を妨げます。少なくとも手術2週間前からの禁煙をお勧めします。
- 手術当日: 8時間以上の絶食を守り、前開きのゆったりした上着をお召しになって来院ください。
手術後の注意事項
- 圧迫ドレッシング: 医療スタッフが案内する期間中は必ず着用してください。浮腫管理と組織の癒着に欠かせません。
- 睡眠姿勢: 術後少なくとも1週間は上体を少し高くした姿勢(半座位)でお休みになると、腫れの軽減に効果的です。
- 食事: 初期は柔らかい食事を中心にし、大きく口を開ける必要のある食べ物は避けてください。
- 運動制限: 軽い散歩は術後3〜5日目から可能ですが、激しい運動やサウナは最低4週間はお控えください。
- 定期通院: 術後の経過確認のための定期来院が必ず必要です。マイン美容外科では回復段階別のカスタマイズ管理を行っております。
7. よくあるご質問(FAQ)
Q1. 二重顎筋肉縛りに副作用はありませんか?
どのような手術にも副作用の可能性はあります。二重顎筋肉縛りの場合、腫れ・内出血・引っ張られる感覚が初期に現れることがありますが、ほとんどは2〜4週間以内に自然に消失します。血腫や感染はまれですが、経験豊富な専門医による手術と徹底した術後管理によって発生の可能性を最小化することができます。
Q2. 二重顎筋肉縛りの回復期間はどのくらいですか?
日常生活への復帰は約2週間ほどかかります。自然な顎のラインが現れるまでには約1ヶ月が必要です。最終的な結果は、組織が完全に安定する術後3〜6ヶ月後にご確認いただけます。
Q3. 二重顎脂肪吸引と筋肉縛りは何が違うのですか?
脂肪吸引は脂肪だけを除去する施術ですが、筋肉縛りは開いた広頸筋を縫合して構造的に顎のラインを改善する手術です。脂肪は少ないのに広頸筋の弛緩が原因の方に脂肪吸引だけを行っても、満足のいく結果を得ることは難しいです。正確な原因診断のうえで、適切な方法を選択することが重要です。
Q4. 筋肉縛りだけを単独で受けることはできますか?
はい、単独での手術が可能です。ただし、患者様の状態によっては脂肪吸引・ネックリフト・顎先インプラントとの併用が必要なケースもあります。個人の解剖学的構造に応じてオーダーメイドの手術計画を立てることが望ましいです。
Q5. 手術後の傷跡は目立ちますか?
切開は顎の下の自然なしわ線に沿って約2〜3cmほど行うため、正面からはほとんど見えません。時間の経過とともに傷跡はさらに薄くなり、術後の傷跡ケアを併用することで最小化することができます。
まとめ
二重顎筋肉縛りの手術プロセスは、単に脂肪を減らすのではなく、顎の下の筋肉構造を正しく整え、根本的な顎のラインを形成する手術です。それだけに、正確な解剖学的理解と豊富な臨床経験を持つ専門医の判断が重要です。
個人の骨格構造・脂肪分布・皮膚の弾力はそれぞれ異なるため、ご自身に最も適した手術方法は、専門医との直接カウンセリングを通じてのみ正確に知ることができます。
二重顎でお悩みの方は、ぜひマイン美容外科のオンライン相談やオンライン予約からお気軽にお問い合わせください。患者様の状態を丁寧に分析し、最善の方向性をともに考えてまいります。
また、二重顎以外の顔のたるみ・リフティングに関する情報については、童顔リフトのページでもご確認いただけます。
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本記事はマイン美容外科・皮膚科(Mine Plastic Surgery & Dermatology)による情報提供を目的とした広告コンテンツであり、医療法および関連法規を遵守して作成されております。すべての施術・手術は個人によって炎症・出血・神経損傷などの副作用が生じる可能性があります。手術をご検討の際は、必ず専門医との十分なカウンセリングを受けた上でご判断ください。掲載している症例・結果は個人差があり、すべての方に同様の効果をお約束するものではありません。
監修:イ・ソンウク 代表院長(形成外科専門医) Mine Plastic Surgery & Dermatology


