ネックリフト手術後の注意事項とは、腫れ(むくみ)のケア、傷跡のお手入れ、圧迫バンドの着用、運動の再開時期など、ダウンタイムの間に守っていただきたい注意点をまとめたものです。ここではマイン美容外科でご案内している手順を、時期ごとにまとめました。この記事は首全体を引き上げるネックリフトを受けた方向けです。あご下だけの手術を受けた方はミニネックリフト手術後の注意事項をご覧ください。手術そのものの種類や効果についてはネックリフト・首のシワ手術の完全ガイドをご覧ください。
1. 手術後の姿勢
1)手術後の就寝時は、頭を心臓より高い位置に保つ(枕を高くする)ことをお勧めします。
2. 手術後の食事
1)通常のすべての食事が可能ですが、刺激の強い食べ物は控えてください。
3. 腫れの管理
1)腫れやあざは術後2〜3日かけて強くなり、その後2〜4週間ほどで徐々に引いていきます(程度には個人差があります)。
2)手術当日を含む術後3日目までは冷湿布、それ以降は温湿布を行ってください。(当院でお渡しした湿布パックをご使用ください。)
- 冷湿布: 湿布パックを冷凍庫で保管してから使用してください。
- 温湿布: 湿布パックを電子レンジで15〜20秒加熱して使用してください。(長時間加熱すると破裂する恐れがあるためご注意ください。)
3)一時的にあご下の感覚が鈍くなり、熱さを感じないことがあるため、火傷防止のために温める前は必ず手の甲で温度を確認してから手術部位に当ててください。
4)手術部位は約2ヶ月間かけて徐々に硬くなった後、柔らかくなっていきます。これは自然な経過ですので、安心してお待ちください。
4. 傷跡の管理
1) 抜糸は手術後7日目に行い、抜糸後に当院で貼付したステリーテープ(白色)は、2〜3日後に剥がしてください。その後、あごの下には肌色の3Mテープを2週間貼付しますが、耳の後ろに貼る必要はありません。
2)抜糸後は、抗生物質軟膏(エスロバンなど)を耳の後ろとあご下の部位に2〜3日間塗布してください。(塗布後、あご下には3Mテープを貼ってください。)
3)ドレーン(血溜め袋)と止血用の糸は術後3日目の来院時に除去します。その後は処置部位に抗生物質軟膏を1日1〜2回軽く塗布してください。

4)圧迫バンドは1〜2週間、24時間着用してください。食事や歯磨きの際は一時的に外しても構いません。その後は1日最低8時間以上、1ヶ月間着用することをお勧めします。
(バンドを過度に締め付けると、血流が減少し、圧迫壊死が発生する恐れがあります。不快感のない程度の一定の圧迫を維持してください。)
5)高周波ケアは抜糸後に計2回行います。ご予約のうえご来院ください。
(手術部位に強い熱感や痛みが続く場合は、ご来院ください。)
(切開部位は感染の恐れがあるため、術後1ヶ月間は手でこすらないでください。)
6)ドレーン(血溜め袋)を装着している間は、別途のお手入れが必要です。取り外しの時期は上記3)のとおりで、それまでのご自宅での扱い方は退院時に詳しくご案内します。ご不明な点は当院までご連絡ください。
5. 切開部位
1)手術時に使用された青色や黒色の糸(バイクリル、PDSなど)は、術後約1ヶ月頃から皮膚の表面近くに透けて見えたり、少し突出したりすることがあります。これは一時的な現象で、約3ヶ月以内に体内に自然吸収されます。露出した糸をご自分で触ったり引っ張ったりすると、感染や炎症を招く恐れがあります。触れずに、必ず当院までご連絡ください。

6. 洗顔及びシャワー
1)洗顔は、抜糸前までは手術部位に水が入らないよう注意して拭いてください。
2)シャワーは、抜糸前まではできるだけ下半身のみにしてください。
3)サウナは感染の恐れがあるため、術後1ヶ月間は禁止です。
4)コンタクトレンズの着用は翌日から、メイクは抜糸後から可能です。
7. 運動
1)日常生活はすぐに可能ですが、軽いウォーキングは術後1〜2週間後から、激しい運動は1ヶ月後から可能です。
8. 薬の服用
1)退院時にお渡しするお薬は、術後最初のお食事の30分後から飲み始め、決められた時間に規則的に服用してください。服用後に下痢やアレルギーなどの症状が現れた場合は、当院までご連絡ください。
2)術後1週間だけアスピリンやビタミンEは出血の原因となりますので服用しないでください。
3)唾液腺除去を行った場合: キミテパッチを片側に1週間貼ってください。(1枚につき2〜3日間使用可能)
4)なぜここまで安静と圧迫が重視されるのかというと、ネックリフトを含む首の若返り手術で最も注意すべき早期合併症が血腫(内出血のかたまり)だからです。形成外科の標準的な教科書(美容外科編・首の若返りの章)でも、血腫が起こる頻度は参照する報告によって幅があり、1%程度とするものからそれより高いものまであると説明されています。同じ文献では、アスピリンなどの抗血小板薬を手術の1〜2週間前から避けること、術後に血圧が上がる状況や嘔吐を防ぐことが、血腫を減らす方法として挙げられています。上記の服薬・安静・圧迫の指示は、いずれもこの考え方に沿ったものです。
9. 飲酒と喫煙
1)飲酒や喫煙は出血、傷の回復や感染に悪影響を与えるため、手術後1ヶ月間は禁止します。
10. 経過
1)皮膚がつっぱる感じや、感覚が鈍くなったような感じは自然な回復過程の一部で、時間の経過とともに和らいでいきます。
(1ヶ月〜2ヶ月目が一番ひどく感じられます。)
2)あご下や首の部位が硬くなったり、一時的にデコボコして見えることがありますが、約3ヶ月後から徐々に改善されます。
3)まれに口元の神経が一時的に刺激を受け、口角が上がらなくなることがありますが、2〜3ヶ月かけてよくなりますので、あまり心配なさらないでください。
4)マッサージや圧力を加える行為は1ヶ月間控えてください。
5)あご下部位へのウルセラや超音波レーザーは6ヶ月間控えてください。
6)長時間首を後ろに90度そらす行為は3ヶ月間控えてください。筋肉を縛った糸が馴染む時間が必要です。
【傷跡軟膏の使い方】
1.使用方法
- 1)ダーマティックスウルトラ または コントラクトゥベックス (どちらか一方を選択)
- 2)抜糸から3ヶ月後から使用を開始し、最低6ヶ月以上継続してください。
- 3)傷跡を清潔にし、水気を拭き取った後、完全に傷が塞がった状態で使用してください。(縫合した傷の一般的なケアについてはMedlinePlus の「Surgical wound care – closed」もご参照いただけます。)
- 4)少量を薄く伸ばして塗り、優しくマッサージするように塗り込んでください。(1回あたり豆粒ほどの量で十分です。)
- 5)完全に乾燥するまで1〜2分待ちます。1日2回(朝・晩)の使用を推奨します。
2.注意事項
- 1)塗布後は傷跡をこすったり引っかいたりしないでください。
- 2)紫外線による色素沈着を防ぐため、外出時は日焼け止めを併用してください。
- 3)刺激やアレルギー反応が出た場合は、直ちに使用を中止し病院へお問い合わせください。
※ 手術後の管理は手術と同じくらい重要ですので、ご協力をお願いいたします。
※ ご不明な点がございましたら、いつでもお気軽に病院までお問い合わせください。
ネックリフト手術後の注意事項に関するよくある質問
腫れはいつまで続きますか?
腫れやあざは術後2〜3日かけて強くなり、そこから2〜4週間ほどかけて徐々に引いていきます。程度には個人差があります。手術当日を含む術後3日目までは冷湿布、それ以降は温湿布に切り替えてください。
圧迫バンドはどのくらい着用しますか?
最初の1〜2週間は24時間着用し、食事や歯磨きの際は一時的に外して構いません。その後は1日最低8時間以上を1ヶ月間続けることをお勧めします。締めすぎると血流が減って圧迫壊死につながる恐れがあるため、不快感のない程度の一定の圧迫を保ってください。
傷跡の軟膏はいつから使えますか?
抜糸から3ヶ月後に使い始め、最低6ヶ月以上続けてください。ダーマティックスウルトラとコントラクトゥベックスのどちらか一方を選び、傷が完全に塞がった状態で、1日2回(朝・晩)が目安です。
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[ お問い合わせ電話番号 : 02-516-1175 ]
最終更新日:2026年9月25日
※ 本コンテンツは情報提供のみを目的としており、医療上の診断や治療に代わるものではありません。施術結果には個人差があり、副作用が生じる可能性があります。詳しくは専門医にご相談ください。