脂肪吸引手術後の注意事項

脂肪吸引手術後の注意事項とは、圧迫着衣(圧迫服)の着用・腫れや内出血の管理・傷跡のケア・回復期間中の生活習慣など、術後の経過を良好に保つために守っていただく管理事項を指します。適切な術後管理は、手術そのものと同じくらい仕上がりと安全を左右する大切なポイントです。マイン美容外科・皮膚科では、マイン脂肪吸引を受けられた患者様に、回復の各段階でどのように過ごせばよいかを丁寧にご案内しています。

このページでは、術後の姿勢・食事・腫れの管理・傷跡のケア・シャワー・運動・服薬・禁酒禁煙・経過という9つのポイントを、医学的な「なぜそうするのか」という理由とあわせて、わかりやすくご説明します。腫れがいつまで続くのか、圧迫着衣をどのくらいの期間つけるのか、ダウンタイム(回復に要する期間)の目安まで、順番にご確認ください。

1. 手術後の姿勢

  • 1)手術後2週間までは、横向きに寝たりうつ伏せになったりせず、顔を天井に向けて仰向けで寝るようにしてください。

仰向けをおすすめするのには理由があります。横向きやうつ伏せの姿勢は、脂肪を吸引した部位を体重で圧迫してしまい、血流のめぐりや腫れの引き方に影響することがあるためです。手術直後は組織がまだ落ち着いていないデリケートな時期ですので、はじめの2週間は寝る姿勢に少し気を配っていただくと、腫れや内出血が落ち着きやすくなります。

2. 手術後の食事

  • 1)一般的な食事はすべて可能ですが、刺激の強い飲食物は控えてください。
  • 2)手術後は、適度な運動と低カロリーの食事療法を並行して行うことで、手術の結果をより長く維持できます。

辛い物などの刺激の強い飲食物は、体のほてりやむくみにつながりやすいため、回復期はしばらくお控えいただくと安心です。あわせて大切なのが、脂肪吸引は「体重を落とすための手術」ではなく「気になる部分の体型(輪郭)を整える手術」だという点です。吸引した脂肪細胞そのものは戻りにくいとされますが、残った脂肪細胞は太れば大きくなります。適度な運動とバランスのよい食事を続けていただくことで、整えたラインをより長くキープしやすくなります。

3. 腫れの管理

  • 1)手術後2〜3日間は腫れやあざが徐々にひどくなり、その後2〜4週間かけてゆっくりと引いていきます(個人差があります)。
  • 2)手術の結果を実感できるのは術後1ヶ月頃からで、残りの腫れは2〜3ヶ月かけて引いていきます。
  • 3)高周波ケアは総計3回行います。抜糸後、ご希望の日程に合わせてご予約のうえご来院ください。

腫れや内出血(あざ)は、程度の差こそあれ、ほぼすべての患者様に見られる自然な反応です。医学の文献でも、脂肪吸引後の腫れや内出血はよくある経過とされており、残った腫れが完全に落ち着くまでには最大で3ヶ月ほどかかることがあると報告されています。「脂肪吸引の腫れがいつまで続くのか」とご心配になる方は多いですが、多くは時間の経過とともに自然に和らいでいきます。当院では、この回復を後押しするために高周波ケアによる保存的な管理をご用意しています。圧迫着衣の着用(次の項目でご説明します)とあわせて行うことで、腫れが引きやすい環境を整えます。

4. 傷跡のケアと圧迫着衣

  • 1)脂肪を吸引した部位から、手術時に入れた溶液が1〜2日ほど漏れ出てくることがありますが、これは自然な現象ですのでご安心ください。清潔なタオルで漏れた液を拭き取るだけで大丈夫です。
  • 2)圧迫着衣は手術直後から着用します。3〜4週間は24時間着用し、それ以降3ヶ月目までは1日12時間ずつ着用してください。

「なぜ圧迫着衣をこんなに長く着けるの?」と疑問に思われるかもしれません。これは、脂肪を吸引したあとの空間をやさしく圧迫することで、腫れをおさえ、皮膚と組織がなめらかに密着して整った輪郭に落ち着くのを助けるためです。圧迫が不十分だと、たまった液(漿液腫/しょうえきしゅ)や内出血(血腫)ができやすくなることが知られています。美容外科の医学書でも、術後およそ4週間の圧迫が、腫れ・漿液腫・血腫のリスクを下げる管理として推奨されています。手術直後から着用し、はじめの3〜4週間は24時間、その後は3ヶ月目まで1日12時間を目安に続けていただくのは、こうした理由からです。「脂肪吸引の圧迫の期間はどのくらい?」という質問には、この目安をお伝えしています。

5. 洗顔及びシャワー

  • 1)洗顔は手術の翌日から、シャワーは抜糸後から可能です。
  • 2)抜糸前にシャワーを浴びたい場合は、薬局で防水テープを購入し、縫合部に貼った状態で術後3日目から可能です。
  • 3)サウナは感染の恐れがあるため、術後1ヶ月間は禁止です。

サウナや長風呂を術後1ヶ月ほど控えていただくのは、傷口がまだ完全にふさがっていない時期に、高温多湿の環境が雑菌の繁殖を招き、感染のリスクを高めてしまうためです。縫合部を清潔でかわいた状態に保つことが、きれいな傷跡の回復につながります。

6. 運動

  • 1)日常生活は通常、術後1週間ほどで再開でき、軽いウォーキングは術後2〜3週間後から、激しい運動は1ヶ月後から可能です。

運動再開の目安を段階的に分けているのは、体を動かす負荷を少しずつ上げていくことで、腫れのぶり返しや内出血を防ぐためです。脂肪吸引のダウンタイム(回復に要する期間)には個人差がありますが、日常生活は術後1週間ほど、軽い運動は2〜3週間後、ランニングや筋トレなどの激しい運動は1ヶ月後からを目安にすると、体に無理なく回復を進めやすくなります。ご自身の腫れや痛みの引き具合を見ながら、少しずつ戻していきましょう。

7. 薬の服用について

  • 1)退院時に処方された薬は、手術終了後の最初の食事の30分後に服用し、決められた時間に規則正しく服用してください。服用後に下痢やアレルギーなどの症状が現れた場合は、当院までご連絡ください。
  • 2)手術後3週間は、出血の原因となるアスピリンやビタミンEの服用は控えてください。

アスピリンやビタミンEを術後しばらく控えていただくのは、これらに血液を固まりにくくする働きがあり、内出血や出血が長引く原因になりうるためです。常用しているお薬やサプリメントがある場合は、自己判断で中止せず、事前に担当医へお伝えください。

8. 飲酒と喫煙

  • 1)飲酒と喫煙は出血、傷の回復、感染に悪影響を及ぼすため、術後1ヶ月間は禁止します。

とくに喫煙は、たばこに含まれる成分が血管を収縮させ、傷を治すために必要な酸素や栄養が組織へ届きにくくなることが知られています。その結果、傷の回復が遅れたり、感染しやすくなったりすることがあります。飲酒も血行を促して腫れや内出血を悪化させやすいため、少なくとも術後1ヶ月間はお控えいただくのが安心です。

9. 経過について

  • 1)皮膚の突っ張り感や感覚の鈍さは正常な回復過程であり、時間の経過とともに改善されます。(1〜2ヶ月目に最も強く感じられます。)
  • 2)吸引部位が一時的に硬くなったり、デコボコして見えることがありますが、時間とともに改善されます。

皮膚の突っ張り感や感覚の鈍さ(にぶさ)は、手術で細い管(カニューレ)が通った部位の感覚神経が一時的に敏感さを失うために起こる、正常な回復過程です。多くは元に戻る可逆的なもので、医学の文献では回復までに最大10週間ほどかかることがあるとされています。また、吸引した部位が一時的に硬く感じたり、表面がデコボコに見えたりすることがありますが、これは術後によくみられる輪郭の凹凸で、腫れが引くにつれて、また高周波ケアなどの保存的な管理によって、少しずつなめらかに整っていきます。過度に心配される必要はありませんが、気になる状態が続く場合は自己判断せず担当医にご相談ください。合併症のサインや対処については、二重顎脂肪吸引の副作用5つと予防法もあわせてご覧いただくと参考になります。

すべての手術には、炎症・出血・感染などの一定のリスクが伴います。術後の経過には個人差がありますが、こうした注意事項を守っていただくことが、良好な回復への近道です。日本美容外科学会(JSAPS)などの学会も、術後管理の重要性を広く発信しています。術後管理についてより詳しく知りたい方は、マイン美容外科・皮膚科のアフターケアのページもご参照ください。

※ 手術が成功しても、術後の管理を怠ると問題が生じたり形が変わったりすることがあります。
※ 管理は手術と同じくらい重要ですので、ご協力をお願いいたします。
※ ご不明な点がございましたら、いつでもお気軽に病院までお問い合わせください。

脂肪吸引手術後の注意事項に関するよくある質問

脂肪吸引手術後の注意事項について、患者様からよくいただくご質問をまとめました。

脂肪吸引の腫れはいつまで続きますか?

術後2〜3日がピークで、その後2〜4週間かけて大きく引いていきます。残りの腫れは2〜3ヶ月かけて徐々に落ち着き、仕上がりを実感できるのは術後1ヶ月頃からが目安です。持続する腫れには高周波ケアなどの保存的な管理が有効です(腫れの引き方には個人差があります)。

圧迫着衣はどのくらいの期間つけますか?

手術直後から着用し、通常は3〜4週間を24時間、その後3ヶ月目までは1日12時間を目安に着用します。圧迫は腫れ・漿液腫・血腫のリスクを下げ、皮膚と組織がなめらかに整うのを助ける大切な管理です。

吸引した部位が硬く感じるのはなぜですか?

術後は一時的に組織が硬くなったり、表面がデコボコに見えたりすることがあります。これは回復の過程でよくみられる状態で、多くは時間の経過と腫れの軽減、高周波ケアなどによって徐々になめらかに改善していきます。気になる場合は担当医にご相談ください。

感覚の鈍さは元に戻りますか?

皮膚の突っ張り感や感覚の鈍さは正常な回復過程で、多くは元に戻る可逆的なものです。回復までに数週間〜10週間ほどかかることがあります(個人差があります)。長く続く場合や不安な場合は、自己判断せず担当医にご確認ください。

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【注意事項】本記事はマイン美容外科・皮膚科が医療広告ガイドラインに基づき作成した情報提供記事です。すべての手術には、炎症・出血・感染などの副作用が生じる可能性があります。効果・結果には個人差がございます。手術前に必ず専門医との十分なカウンセリングをお受けください。マイン美容外科 | jpmineps.com | 日本語スタッフ対応

※ 本コンテンツは情報提供のみを目的としており、医療上の診断や治療に代わるものではありません。施術結果には個人差があり、副作用が生じる可能性があります。詳しくは専門医にご相談ください。

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