n 二重顎 筋肉縛り 血腫と副作用4つの見分け方|受診の目安3段階

二重顎 筋肉縛り 血腫と副作用4つの見分け方|受診の目安3段階

二重顎 筋肉縛り 血腫の確認 ― 手袋をした手が女性の顎下に触れ、腫れの出やすい部位を示すイメージ(演出)

二重顎 筋肉縛り 血腫とは、顎下の広頸筋を中央で縫い合わせる手術の後に、縫合部や皮膚をはがした部位から血がにじんで溜まり、片側が急に腫れて痛む早期の副作用です。

手術のあと、顎の下がいつもと違う感じがして不安になりますよね。二重顎の筋肉縛りの副作用は、血腫・凹凸・つっぱり・神経症状の4つに分けて見ると整理しやすくなります。

これらは大きく2つの時期に分かれます。術後数日〜2週間のあいだに出る早期の症状と、腫れが引いて数か月たってから見えてくる後期の症状です。

この記事では、診察室でいちばんよくいただくご質問4つ ― 腫れて硬い(血腫)、でこぼこする(凹凸)、つっぱる、しびれる・口角に違和感がある(神経症状) ― を一つずつ見分け、最後に「いつ病院へ連絡すればよいか」を3段階でまとめます。二重顎の手術全般については二重顎に関する記事一覧もあわせてご覧ください。

二重顎 筋肉縛りの副作用はいつ・何が起こる?

まず、手術の仕組みを簡単におさらいしておきましょう。どこに手を加えた手術なのかが分かると、症状の意味も読み取りやすくなります。

手術の原理:顎下を小さく切開し、広頸筋を中央で縫い合わせる

顎下筋肉縛りは、顎の下を1.5〜2cmほど切開し、左右に開いてしまった広頸筋(こうけいきん:首の前を薄く覆う筋肉)の内側の縁を中央で縫い合わせ(広頸筋縫縮術)、あわせて顎下の脂肪を整える手術です。

ゆるんだ筋肉を中央に寄せて支え直すため、顎から首にかけての境目がすっきりします。その一方で、筋肉を縫った部分と、皮膚を下の組織からはがした部分には、治る過程でさまざまな反応が出ます。

二重顎 筋肉縛り 血腫を理解するための手術原理の図 ― 顎下を小さく切開して脂肪を整え、左右の広頸筋を中央に寄せて縫い合わせる

術後〜2週間に出やすい早期の症状

形成外科の教科書は、首・顎下の手術の合併症を時期によって2つに分けています。早期に代表的なのは、血腫(血が溜まること)、漿液腫(しょうえきしゅ:透明な組織液が溜まること)、唾液瘤(だえきりゅう:唾液が溜まること)、そして口角を動かす顔面神経の枝の一時的な機能低下です。

数か月後に見えてくる後期の症状

腫れが引いてから初めて分かる問題もあります。皮膚の表面が均一でない凹凸、左右差、そして脂肪の取り残しや、逆に取りすぎがこれに当たります。

ただし、腫れ・内出血・硬さ・つっぱり・感覚の鈍さの多くは、正常な回復反応です。筋肉縛りの後の腫れは3〜5日目がピークで、2週間で約50〜60%、3〜4週間で約70〜80%、2〜3か月で約90%が引き、最終的な輪郭は6か月以降に判断します。週ごとの経過は二重顎筋肉縛りの回復期間と週ごとの経過で詳しくまとめています。

イ・ソンウク院長のKey Point:症状が「いつ出たか」が、正常な経過と副作用を分ける最初の手がかりです。

顎下が腫れて硬い時 ― 二重顎 筋肉縛り 血腫・漿液腫・正常な硬結の見分け方

術後に顎の下がふくらんで硬くなると、誰でも驚きます。けれども同じ「腫れ」でも、中に何が溜まっているかによって意味はまったく違います。

血腫:片側だけ急に大きくなり、痛くて張っている

二重顎の筋肉縛り後の血腫は、筋肉を縫い合わせた部分や皮膚を持ち上げた部分から血がにじみ出て溜まったものです。多くは術後早い時期に起こり、片側だけが急にふくらんで、痛みとパンパンに張った圧迫感を伴います。内出血が濃く広がることもあります。

広頸筋とSMAS(顔を支える筋肉・筋膜の層)を縫い縮めるフェイスリフトの研究では、最も多い合併症は血腫(3.4%)で、すべて局所麻酔で取り除かれ、結果に目立った影響はなかったと教科書は説明しています。これは筋肉縛りだけを対象にした数値ではありませんが、「早く見つけて処置すれば、結果への影響は小さい」という点は共通しています。

病院では触診をして、必要に応じて超音波で確認し、状態に合わせて注射器での吸引やドレナージ(溜まったものを外へ流す処置)、圧迫を行います。二重顎の筋肉縛り後の血腫は、早く気づくことがいちばんの対策です。

まれに、首の深い部分の出血が気道(空気の通り道)を圧迫すると危険なことがあります。息苦しさや飲み込みにくさがあり、片側が急に腫れてきた場合は、予約日を待たずにすぐ手術した病院へご連絡ください。夜間であれば救急外来を受診してください。

二重顎 筋肉縛り 血腫や硬結が出やすい顎下から首の部位を点線の円で示した横顔の写真(顔はぼかし処理)

漿液腫・唾液瘤:水風船のように柔らかくぷよぷよする

漿液腫は、血ではない透明な組織液が、はがした後のすき間に溜まったものです。触ると水風船のように柔らかく揺れ、痛みは血腫より軽いことが多いです。唾液腺も同時に扱う手術を受けた場合は、唾液が溜まる唾液瘤(シアローマ)も似た感触で現れることがあります。

急を要する状態ではありませんが、自然に吸収されるのをいつまでも待つより、手術した病院で一度確認してもらうと安心です。状態に応じて注射器で吸引し、もう一度圧迫するかたちで管理します。

正常な硬結:両側が同じように硬く、少しずつほぐれる

手術した部分が治っていく過程で、組織が一時的に硬くなることを硬結(こうけつ)といいます。両側が同じくらい硬く、熱っぽさや急な大きさの変化がなく、数週間かけて少しずつ柔らかくなっていくなら回復の過程と考えます。こうしたしこりは首の手術の後によく見られ、多くは数週間のうちに自然にほぐれていきます。

区分 触った感じ 出やすい時期 病院で行うこと
血腫 片側が張って痛い 術後早期 超音波で確認、除去・圧迫
漿液腫・唾液瘤 柔らかくぷよぷよ揺れる 数日〜数週間 注射器で吸引、再圧迫
正常な硬結 両側が均一に硬い 数週間かけてほぐれる 経過観察

イ・ソンウク院長のKey Point:両側が同じように硬いなら待ってよいサイン、片側だけ大きくなって痛むなら待ってはいけないサインです。

皮膚の凹凸はいつまで様子を見る?判断時期と原因

腫れがある程度引いたころに、「顎の下がでこぼこしている気がします」と来院される方がいらっしゃいます。この悩みは、急いで結論を出さないことが何より大切です。

凹凸ができる理由 ― 脂肪の取りすぎ・癒着・残った脂肪

首は、顔よりも腫れや傷あとが落ち着くのに時間がかかる部位です。また、顎下の脂肪を取りすぎると、薄い皮膚の下に筋肉の表面が透けるように凹凸が残ったり、フェイスライン横のたるみがかえって目立ったりすることがあります。

反対に、皮膚と下の組織が不均一にくっついたり(癒着)、脂肪がまだらに残ったりしても、表面がでこぼこに見えます。脂肪を整える時に先端が丸い細いカニューレ(脂肪を吸い出す管)で均一に扱うのは、こうした凹凸を避けるためです。

二重顎 筋肉縛り 血腫と凹凸の解説 ― 皮膚・脂肪層・筋肉の断面に先端が丸い極細カニューレを入れる様子のイラスト

腫れか凹凸かを判断する時期

初めのうちに見えるでこぼこは、腫れと硬結が均一に引いていく途中のことが多いものです。そのため顎下の凹凸は、腫れが約90%引く2〜3か月以降に一度目の判断をし、最終的な判断は6か月以降に行います。術後もふくらみが残っていて手術の効果そのものが気になる方は、効果がないと感じる時の判断時期と残りうる原因もあわせてお読みください。

修正が必要な時に病院で確認すること

組織が十分に落ち着いた後は、凹凸の原因が脂肪の取りすぎなのか、癒着なのか、残った脂肪なのかをまず見分けます。原因によって対応が変わるため、方法は診察のうえで専門医と相談して決めます。それまでは、同じ照明・同じ角度で写真を撮っておくと、変化を比べやすくなります。

イ・ソンウク院長のKey Point:凹凸は「どれだけ早く」ではなく、「組織が落ち着いた後」に判断します。

二重顎の手術後のつっぱり ― 正常な範囲と確認が必要な3タイプ

つっぱり感は、術後ほとんどの方が経験します。大切なのは「いつ、どんなふうに」つっぱるかです。

うつむく・振り向く時だけのつっぱり

うつむいたり振り向いたりした時に首がつっぱるのは、筋肉を寄せて縫い合わせたことによる正常な経過で、多くは2〜6週ごろに目立ち、その後やわらいでいきます。ゆるんでいたハンモックの紐を引き締めて結び直したようなものなので、しばらく突っ張った感じが続くのは自然なことです。

息苦しさ・飲み込みにくさを伴うつっぱり

じっとしていても首が締めつけられるようで、息苦しい、唾を飲み込みにくいという場合は、正常なつっぱりではありません。先ほどお話しした首の深い部分の出血につながるサインの可能性があるため、すぐに手術した病院へご連絡ください。

数か月後に縦スジのように張る筋

数か月たってから、首の前に縦スジがまた見えてきたり、縫い合わせた線に沿って帯のように張って見えたりすることがあります。広頸筋バンド(首の前に縦に浮き出る筋)は、手術の後も一部残ることが珍しくありません。緊急ではないので、定期診察の際に確認してもらえば大丈夫です。

イ・ソンウク院長のKey Point:動かす時だけつっぱるなら回復の過程、じっとしていても息苦しいならすぐ連絡すべきサインです。

しびれと口角の違和感は別の神経 ― 感覚が鈍い時・下唇が動きにくい時

「神経を傷つけたのではないでしょうか?」とご質問をいただいた時、私はまず2つを分けてお聞きします。感覚がおかしいのか、それとも動きがおかしいのか、です。この2つは、それぞれ別の神経の話だからです。

顎下・首がしびれる、感覚が鈍い時

皮膚のすぐ下には、感覚を伝える細い神経が網の目のように広がっています。皮膚を持ち上げる過程でこの神経が影響を受けると、顎の下が自分の肌ではないように鈍く感じたり、ピリピリしたりすることがあります。多くは数週間から数か月かけて、少しずつ戻っていきます。

笑うと下唇の片側が下がりにくい時

フェイスラインのすぐ下には、口角を下へ引く顔面神経の枝(下顎縁枝:かがくえんし)が通っています。この枝の働きが落ちると、大きく笑った時に下唇の片側が下がりにくくなり、笑顔が左右非対称に見えます。多くは神経が切れたのではなく、腫れやつっぱりのために一時的に信号が伝わりにくくなった状態(ニューラプラキシア:一時的な神経伝導障害)です。

教科書では、この下顎縁枝は走行の大部分で周囲の組織とともに動ける神経で、顎下では広頸筋自体が動かしやすいため、神経のすぐ近くまで剥離する必要はないと説明されています。手術でこの枝を直接はがしにいくわけではないことも、多くが一時的な症状にとどまる理由の一つです。

Mendelson(2015)の報告によると、唾液腺の縮小を併せて行ったネックリフト112例で、唾液瘤と口角の神経の一時的なまひはそれぞれ4.5%で、すべて3か月以内に完全に回復しました。これは唾液腺の手術も併せた場合の数値で、筋肉縛り単独の発生率ではありませんが、回復の流れを知るうえでは参考になります。

二重顎 筋肉縛り 血腫とは別に起こり得る神経症状の概念図 ― 口角を動かす下顎縁枝と顎下の皮膚感覚の範囲を色分け

神経の症状はどのくらい様子を見る?

手術した病院で、口角の動きと感覚が鈍い範囲を記録しておき、診察のたびに変化を比べるのが基本です。数週間たっても感覚がまったく戻る気配がない場合や、最初は問題なかった動きに新たな異常が出てきた場合は、予約を早めて診察を受けましょう。

イ・ソンウク院長のKey Point:「鈍い感じ」と「動かない」は別の神経の問題なので、確認する順番も違います。

二重顎 筋肉縛り 血腫や腫れ、いつ受診すべき?副作用3段階の目安と術後に守ること

ここまでの症状を「今すぐ連絡」「次回の診察で」「3〜6か月後に評価」の3つに分けると、次のようになります。筋肉縛り後の血腫のように急ぐものと、時間をかけて見るものを区別しておきましょう。

予約日を待たずにすぐ連絡すべきサイン

  • 息苦しい、飲み込みにくい(夜間であれば救急外来へ)
  • 片側の顎下が急に大きくなり、痛くて張っている
  • 熱っぽさ・赤み・膿が見られる、または38度以上の発熱が続く

次回の診察で確認すればよい症状

  • 水風船のように柔らかくぷよぷよする感じ
  • 顎下・首の感覚の鈍さやしびれ
  • 首を動かす時だけ感じるつっぱり
  • 軽い左右差

ただし、これらの症状も少しずつ悪化していく場合は、診察を前倒ししましょう。

3〜6か月後に評価が必要な変化

  • 皮膚の凹凸やでこぼこ
  • 目立つ左右非対称
  • 首の前の縦スジのようなつっぱり
  • 腫れが引いた後も残っているふくらみ

副作用を減らすために術後に守ること

教科書的には、出血の管理は手術室から始まります。手術の終わりに血圧を術前の水準まで上げ、隠れていた出血を探して止めるのですが、これは血圧が低いままだと出血が見えにくくなるためです。同じ理由で、術後も血圧を急に上げる状況 ― 痛みの我慢、嘔吐、激しい咳、飲酒、激しい運動 ― は避けるようにしましょう。

そして、ぜひお願いしたいことがあります。ご自身で判断して結論を出さず、症状が始まった日付と写真を記録して、手術した病院に見せてください。私の臨床経験上、この記録ひとつが診察の方向を決めるいちばんの助けになります。

二重顎 筋肉縛り 血腫を防ぐ術後の安静 ― 圧迫バンドを着けてソファで休む女性(演出イメージ)

イ・ソンウク院長のKey Point:息・飲み込み・片側の急な腫れ ― この3つは日数に関係なく、すぐにご連絡ください。

よくある質問

二重顎 筋肉縛り 血腫などの副作用は、術後いつ頃出やすいですか?

血腫・漿液腫・神経症状は多くが術後数日〜2週間以内に、凹凸・左右差・縦スジのつっぱりは腫れが引いた数か月後に現れます。腫れは2〜3か月で約90%引くため、輪郭の問題はそれ以降に判断します。

筋肉縛りの後、片側の顎下だけ腫れています。血腫でしょうか?

片側が急に大きくなり、痛くて張っている場合は血腫の可能性があるため、すぐに手術した病院へご連絡ください。両側が同じように硬く、少しずつほぐれていくなら正常な硬結であることが多いですが、念のため診察で確認してもらいましょう。

笑うと口角が左右非対称です。しびれや口角の違和感は治りますか?

口角を動かす神経の枝の一時的な機能低下であることが多く、大半は数か月以内に回復します。唾液腺の手術も併せた研究でも、こうしたまひは3か月以内に回復していました(筋肉縛り単独の数値ではありません)。診察で動きを記録しながら経過を見ていきます。

顎下の感覚が鈍いのはどのくらい続きますか?

皮膚の細い感覚神経が影響を受けたもので、多くは数週間〜数か月かけて少しずつ戻ります。数週間たってもまったく変化がない場合は、診察を早めて確認しましょう。

皮膚の凹凸はいつまで様子を見て、いつ修正を考えるべきですか?

2〜3か月で腫れがほぼ引くので、その時に一度確認し、確定は6か月後に行います。そのうえで原因を確かめ、専門医と方法を相談します。

まとめ ― 二重顎の筋肉縛り後に気になる症状があればご相談ください

二重顎の筋肉縛りの後に気になる症状が出たら、まず「いつ始まったか」「片側か両側か」「感覚の問題か動きの問題か」を分けて見てください。多くは時間とともに落ち着く回復反応ですが、息苦しさ・飲み込みにくさと、片側の急な腫れはすぐに連絡すべきサインです。二重顎 筋肉縛り 血腫は、早く気づいて処置すれば結果への影響を小さく抑えられます。

同じ症状でも、手術の方法やお一人おひとりの組織の状態によって判断は変わります。まずは手術を受けた病院にご相談ください。他院で手術を受けた方でも、経過が気になる場合はソウル・江南のマイン美容外科・皮膚科で対面診察を受けていただけます。日本語スタッフが対応いたします。診療の流れはマイン美容外科の二重顎筋肉縛りのご案内でご確認いただけます。

作成・監修:マイン美容外科・皮膚科 代表院長 イ・ソンウク(李聖郁)(形成外科専門医)
マイン美容外科・皮膚科|ソウル特別市江南区論峴路813|お問い合わせ +82-2-516-1175

※ 本コンテンツは情報提供のみを目的としており、医療上の診断や治療に代わるものではありません。施術結果には個人差があり、副作用が生じる可能性があります。詳しくは専門医にご相談ください。

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