「リジュランヒーラーを受けてみたいけれど、ヒーラー・I・S・HBと種類が多くて、自分にはどれが合うのか分からない」——カウンセリングでこうしたお声をよくいただきます。リジュランヒーラー 種類とは、ヒーラー・I・S・HBの4タイプに分かれており、それぞれ成分の濃度・注入する部位・適応するお悩みが異なるPN(ポリヌクレオチド)配合の肌再生注射です。
名前が似ているため混同されがちですが、「目元のための製剤」「ニキビ跡のための製剤」というように、得意とする悩みがはっきり分かれています。本記事では、韓国マイン美容外科・皮膚科の専門医が、リジュランヒーラー 種類ごとの違いを成分・濃度・適応部位の観点からわかりやすく整理し、あなたに合った選び方までご案内します。
目次
リジュランヒーラーの種類を知る前に — PN(ポリヌクレオチド)の肌再生メカニズム
種類の違いを理解するうえで欠かせないのが、すべてのリジュラン製剤に共通する主成分「PN(ポリヌクレオチド)」です。PNはサケのDNAから抽出・精製された肌再生成分で、ヒアルロン酸のように形を一時的に埋めるのではなく、肌そのものの再生する力を内側から呼び覚ます点が大きな特長です。
PNとは?鎖の長い高分子DNAフラグメント
PN(ポリヌクレオチド)は、DNAを構成する小さな部品が長くつながった「鎖状の成分」とイメージしていただくと分かりやすいかもしれません。サケのDNA由来ですが、遺伝情報そのものは持たないため、安全性に配慮した素材として皮膚科領域で広く用いられています。この長い鎖が肌の中に入ると、水分をたっぷり抱え込みながら、ゆっくりと細胞の働きをサポートしていきます。
リジュラン全般の特徴や適応については、リジュランヒーラーの詳細はこちらのページでも詳しくご紹介しています。また、リジュラン施術完全ガイドでは、施術全体の流れもご確認いただけます。
PDRNとPNの違い:なぜ分子量が重要なのか
リジュランを調べていると「PDRN」という言葉もよく目にします。PDRN(ポリデオキシリボヌクレオチド)も同じくサケのDNA由来の成分で、分子量はおよそ50〜1500KDa(キロダルトン=成分の大きさを表す単位)のDNAポリマーです。遺伝情報を持たないため、肌の傷の修復や、外的刺激から肌を守るバリア機能の改善に役立つことが、皮膚再生に関する研究(2023年の論文)でも確認されています。
では、PNとPDRNは何が違うのでしょうか。ごく簡単にいえば、PNはPDRNよりも鎖が長く設計されている傾向があります。「より長くてしなやかな糸」が肌の中でじっくりと働くイメージで、粘りや弾力、効果の持続性が高まりやすいと考えられています。つまり、どちらも肌の再生をサポートする仲間でありながら、鎖の長さ(分子量)の違いが、肌の中での働き方の違いにつながるというわけです。なお、こうした成分は韓国の食品医薬品安全処(食品医薬品安全処(韓国MFDS))に組織修復用の生体材料として分類・管理されています。
作用のしくみをもっと詳しく知りたい方は、リジュランの科学的な作用原理もあわせてご覧ください。
PNが肌に働く4つの作用機序
PNが肌の中でどのように働くのか、大きく4つの方向からサポートすると考えられています。①肌の土台をつくる線維芽細胞(コラーゲンを生み出す細胞)の働きを後押しする、②肌をサビつかせる活性酸素にアプローチする抗酸化、③過剰な炎症を抑える、④水分を保ち外的刺激から守るバリア機能を整える——この4つです。
臨床試験では、約12週間にわたって施術を続けたところ、肌の土台となる真皮の厚さが約20%増加し、肌から水分が逃げていく量(経皮水分蒸散量=TEWL)が約30%減少したという報告があります。ただし、これらの数値は研究環境での結果であり、実際の変化には個人差がございます。
リジュランヒーラー 種類4選 — 一目でわかる比較表
ここからは、リジュランヒーラー 種類ごとの違いを一覧で整理します。同じリジュランでも、配合や濃度、適した部位がそれぞれ異なります。下の表でおおまかなイメージをつかんでみてください。
比較表:成分・濃度・容量・適応症まとめ
| 製品 | 容量・特徴 | 主な適応 |
|---|---|---|
| リジュランヒーラー | 2ml・PN 2%・標準濃度 | 顔全体の老化・肌質の総合的な底上げ |
| リジュランI | 1ml・最も希薄なゲル濃度 | 目元の小ジワ・くま |
| リジュランS | 1ml・最も高濃度・高粘度 | 凹んだニキビ跡・陥没部位 |
| リジュランHB | 2ml・ヒアルロン酸+リドカイン配合 | 乾燥肌・敏感肌・痛みが気になる方 |
各製品に適したお悩みの選び方
選び方の目安としては、「顔全体の肌質をまとめて整えたい」ならヒーラー、「目元の繊細なケアがしたい」ならI、「ニキビ跡の凹みが気になる」ならS、「乾燥が気になる・痛みが不安」ならHB、というように、お悩みの部位と内容から逆算して選んでいくと分かりやすくなります。とはいえ、肌の状態は一人ひとり異なりますので、最終的には専門医による診断のうえで決めていくのが安心です。
リジュランヒーラー vs リジュランI — 目元施術はどう違う?
目元の小ジワ・くまになぜリジュランIを使うのか
目元は、顔の中でも特にデリケートな部位です。皮膚の厚さは約0.5mmと、ほかの部位に比べてかなり薄いため、粘度の高い製剤を注入すると、成分がダマになったり、腫れ・内出血が出やすくなったりする傾向があります。
リジュランIは、4種類の中で最も希薄なゲル濃度に設計されており、薄くて繊細な目周りにもなじみやすく、均一に広がりやすいのが特長です。だからこそ、目元の小ジワやくまには、ヒーラーではなくリジュランIが選ばれるのです。
ヒーラーとIを組み合わせるコンビ施術
「顔全体の肌質も整えたいけれど、目元も気になる」という方には、同じ日に顔全体はリジュランヒーラー、目元はリジュランIと、部位ごとに分けて施術するコンビ方式も選択肢になります。それぞれの製剤の得意分野を活かしながら、お顔全体のバランスを整えていく考え方です。
リジュランS — ニキビ跡・凹み肌専用の高濃度製剤
物理的なボリューム充填+組織再生の二重作用
リジュランSは、4種類の中で最も高濃度・高粘度に設計された製剤です。この特性を活かして、凹んだ部分を物理的に持ち上げるようにふっくらと満たしながら、同時にPNが肌の組織再生を促していく——いわば「埋める」と「育てる」の二重のアプローチが期待できます。
適応症と注意事項:ニキビ跡の種類別アプローチ
ひと口にニキビ跡といっても、その形はさまざまです。フチが角張ったように凹む「ボックスカー型」、点のように深く狭い「アイスピック型」、肌の表面が波打つように見える「ローリング型」では、最適な注入の深さやアプローチが異なります。そのため、まずは専門医がニキビ跡のタイプを見極めることが欠かせません。深い瘢痕(はんこん=傷あと)の場合は、一度ではなく複数回に分けて施術を重ねていくケースもあります。
リジュランHB — ヒアルロン酸配合製剤の特長と選択基準
ヒアルロン酸(HA)+PNの相乗効果
リジュランHBは、PNに加えてヒアルロン酸(HA)を配合した製剤です。PNが肌の中でゆっくりと再生をサポートしていく一方で、配合されたヒアルロン酸がすぐに水分を抱え込むため、施術直後から潤いやツヤを感じやすいのが魅力です。「中長期的な再生」と「即効の保湿」を両取りするイメージといえます。
リジュランHBが適した肌タイプ
HBにはリドカイン(局所麻酔成分)も配合されているため、従来のヒーラーに比べて施術中の痛みがやわらぎやすいのも特長です。乾燥肌や敏感肌でお悩みの方、あるいは「リジュランは初めてで、痛みが少し不安」という方にも向いています。施術のハードルを少し下げてくれる、やさしい入口といえるかもしれません。
MINEオリジナル「リジュアル注射」 — リジュランヒーラーにMINEの技術を加えた特別メニュー
リジュランヒーラー+MINEオリジナル処方カクテルとは
マイン美容外科・皮膚科では、リジュランヒーラーをベースに、ハリのケアや透明感のケア、抗酸化をサポートする成分などをMINE独自のレシピでブレンドした「リジュアル注射」をご用意しています。リジュランの再生サポート力に、複数の美容成分を掛け合わせたカクテル施術という位置づけです。
リジュアル注射の適応対象と期待できるケア
「ハリの低下も、くすみがちな印象も、小ジワも気になる」——そんな複数のお悩みを一度にケアしたい方に向いたメニューです。どの成分をどのくらいの割合で配合するかは、お一人おひとりの肌状態に合わせてカスタマイズしますので、施術前のカウンセリングが欠かせません。気になる方は、まずはご相談ください。
リジュランの施術回数・周期・効果持続期間
基本コース:2〜4週間隔で3〜4回
リジュランの基本コースは、2〜4週間の間隔をあけて3〜4回受けるのが目安です。1回受けただけでも保湿やハリの変化を感じる方はいらっしゃいますが、肌の土台となるコラーゲンが少しずつ蓄えられていくには、ある程度の時間と回数が必要になります。あせらず、コースで取り組んでいくのがおすすめです。
効果の維持と管理周期
1コースを終えたあとの効果の持続期間は、一般的に6〜12ヶ月ほどとされています。良い状態をできるだけ長く保つために、維持を目的として年に2〜4回の追加施術を受けていただくことをおすすめしています。ただし、持続期間や最適な周期には個人差がございますので、定期的に肌の状態を確認しながら調整していきましょう。施術後の過ごし方については、リジュランの施術後注意事項ガイドもご参考ください。
よくある質問(FAQ)
リジュランヒーラーとリジュランI・S・HBはどう違いますか?
ヒーラーはPN 2%・2mlの標準製品で、顔全体の肌質改善に用います。Iは目元専用で最も希薄、Sはニキビ跡に特化した最も高濃度・高粘度のタイプ、HBはヒアルロン酸を加えて潤い感と痛みの軽減を両立した製品です。適応するお悩みと注入する部位が、それぞれ異なります。
PDRNとPNは何が違うのですか?
どちらもサケのDNA由来の成分です。PDRNは分子量50〜1500KDaの比較的短い鎖、PNはより長い鎖で、粘りや弾力、持続性が高まりやすい傾向があります。いずれも遺伝情報は持たず、肌の傷の修復やバリア機能の改善に役立つことが研究で確認されています。
リジュランヒーラーの効果が出るまで何回くらい必要ですか?
通常は2〜4週間隔で3〜4回を1コースとして受けていただきます。1回でも保湿やハリの変化を感じる方はいらっしゃいますが、はっきりとした変化は3回目以降から実感されるケースが多いようです(個人差があります)。
リジュランヒーラーとフィラーはどう違いますか?
フィラーはヒアルロン酸などでボリュームをその場で補う製品です。一方リジュランヒーラーは、PNで肌細胞そのものの再生をサポートする再生注射で、目的と作用のしくみが異なります。お悩みに応じて、両者を併用することもあります。詳しくはリジュランvsフィラー:徹底比較をご覧ください。
施術後の注意事項は何ですか?
施術当日は洗顔やメイクを控えめにし、サウナ・飲酒・激しい運動は約48時間お控えいただくことをおすすめします。施術部位は強く刺激せず、内出血や腫れは通常3〜7日ほどで落ち着いていきます。気になる症状が続く場合は、当院までご相談ください。
あなたに合ったリジュランを、専門医と一緒に
リジュランヒーラー 種類は、ヒーラー・I・S・HBそれぞれに得意分野があり、お悩みの部位や肌状態によって最適な選択が変わります。「自分にはどれが合うのか」を見極めるには、肌を直接拝見したうえでの診断がいちばんの近道です。
マイン美容外科・皮膚科では、日本語スタッフが対応し、あなたに合ったリジュランヒーラーの種類を専門医が一対一で丁寧に診断いたします。LINE・カカオトーク公式アカウント、またはお電話(+82-2-516-1175)から、無料カウンセリングをお気軽にご予約ください。
※ 本コンテンツは情報提供のみを目的としており、医療上の診断や治療に代わるものではありません。施術結果には個人差があり、副作用が生じる可能性があります。詳しくは専門医にご相談ください。



