n ミニ切開リフト手術後の注意事項9項目|マイン美容外科

ミニ切開リフト手術後の注意事項

ミニ切開リフト手術後の注意事項とは、小さな切開でたるみを引き上げたあと、腫れ・内出血・傷口のトラブルを防ぎ、仕上がりを安定させるために守っていただく生活上のルールです。この記事では、マイン美容外科が手術後の患者様にご案内している注意事項(韓国語での名称は「ミニリフティング手術後の注意事項」)をご紹介します。ダウンタイム中の過ごし方を、寝る姿勢・食事・腫れのケア・傷の管理・洗顔とシャンプー・運動・薬・飲酒と喫煙・経過の9項目に分けて、日本語でわかりやすくご説明します。

本記事は、切開部位を医療用ステープラー(ホッチキス)で留め、手術後2週目に除去する当院の「ミニリフティング」手術の注意事項です。耳まわりを切開して糸で縫合する「ミニ挙上切開リフト(ミニフェイスリフト)」を受けた方は、抜糸の時期(7〜10日目)やシャンプーを始められる日が異なりますので、ミニフェイスリフト手術後の注意事項をご確認ください。どちらの手術か分からない場合や、わからない点がある場合は、自己判断なさらず当院までお気軽にお問い合わせください。

ミニ切開リフト手術後の注意事項 早見表

まずは、ダウンタイム中の過ごし方の目安(いつから何ができるか)を一覧にまとめました。詳しい理由や注意点は、表の下の各項目でご説明します。

項目目安
仰向けで寝る手術後2週間まで
冷湿布 → 温湿布手術日を含めて3日目まで冷やし、その後は温める
医療用ステープラー(ホッチキス)の除去手術後2週目
圧迫バンド1〜2週間は24時間着用、その後は1日最低8時間
洗顔・メイク・コンタクトレンズ手術翌日から
シャンプー手術3日後から
軽いウォーキング手術後1〜2週間後から
激しい運動・サウナ・飲酒・喫煙手術後1ヶ月間は控える
カラーリング・パーマ手術後1ヶ月後から
アスピリン・ビタミンE手術後1週間は服用しない
ウルセラなどの超音波(ハイフ)施術手術後6ヶ月間は控える

1. 手術後の姿勢

引き上げた組織は、手術後しばらくの間はまだしっかり固定されていません。寝ている間に顔の片側へ体重がかかると、腫れが偏ったり、傷口や引き上げた部分に負担がかかったりします。

  • 1)手術後2週間までは、横向きやうつ伏せで寝ず、顔を天井に向けた仰向けの姿勢でお休みください。

2. 手術後の食事

  • 1)一般的なお食事はすべて可能ですが、辛いものなど刺激の強い食べ物は控えてください。

手術後しばらくは口を大きく開けると痛みやつっぱり感が出やすいため、食べやすい大きさにして召し上がると楽です。

3. むくみ・腫れの管理

腫れやあざは、手術直後よりも数日後のほうが強く出るのが一般的です。手術後2〜3日のあいだに「日に日に腫れてきた」と驚かれる方も多いのですが、この時期に腫れが増えるのは正常な経過ですのでご安心ください。ただし、片側だけが急に大きく腫れる場合は、下記「すぐにご連絡いただきたい症状」をご確認ください。

  • 1)手術後2〜3日間は腫れやあざが少しずつ強くなり、その後2〜4週間かけて徐々に落ち着きます。経過には個人差があります。
  • 2)残った腫れは、2〜3ヶ月かけてゆっくり引いていきます。
  • 3)手術日を含めて3日目までは冷湿布を、その後は温湿布をしてください。
    (当院でお渡しした湿布パックをお使いください。)
    (温湿布は、睡眠用の温熱アイマスクをお使いいただくか、お渡しした湿布パックを電子レンジで15秒ほど温めてお使いください。)
  • 4)手術後しばらくは顔の感覚が鈍くなっているため、熱さを感じにくい状態です。温湿布が熱すぎないか必ず手で確かめてからお使いいただき、やけど(低温やけどを含む)にご注意ください。

なお、形成外科の教科書『Plastic Surgery: Aesthetic(第2巻)』(Neligan編)では、フェイスリフト後の細かなむくみまで完全に落ち着くには6ヶ月ほどみておくのがよいとされています。目立つ腫れが引いたあとも、仕上がりは少しずつ整っていきます。

4. 傷の管理

  • 1)傷を留めている医療用ステープラー(ホッチキスのような小さな金具)は、手術後2週目に除去します。
  • 2)圧迫バンドは、手術後1〜2週間は24時間着用してください。お食事や歯磨きのときは、少しの間外していただいてもかまいません。
    その後は、1日に最低8時間ずつ着用してください。
  • 3)ガーゼを外したあとは、切開部位に軟膏を朝と晩の1日2回塗ってください。

圧迫バンドは、引き上げた皮膚と下の組織を密着させ、腫れや血のたまりを抑えるためのものです。ただし、強く締めすぎると血流が妨げられて逆効果になります。締めつけすぎず、苦しくない程度の適度な圧で着けることが大切です。

5. 洗顔・シャンプー・メイク

  • 1)洗顔は手術の翌日から、シャンプーは手術3日後から可能です。
  • 2)手術3日後以降にシャンプーをしたときは、縫合部分をドライヤーの冷風で乾かしてください。
  • 3)髪を洗うときは、切開部位を強くこすらないでください。
  • 4)サウナは、感染のおそれがあるため手術後1ヶ月間はお控えください。
  • 5)メイクやコンタクトレンズは、手術の翌日から可能です。

6. 運動

  • 1)日常生活はすぐに可能です。軽いウォーキングは手術後1〜2週間後から、激しい運動は1ヶ月後から可能です。

激しい運動で血圧が急に上がると、傷の内側で出血が起こりやすくなります。前述の教科書でも、手術後の高血圧はフェイスリフト後の血腫(皮膚の下に血がたまること)と関連する要因として挙げられています。運動の再開は、上の目安を守って段階的に進めてください。

7. 薬の服用

  • 1)退院時に処方されたお薬は、手術が終わってから最初のお食事の30分後に飲み始め、決められた時間に規則正しく服用してください。
    お薬を飲んだあとに下痢やアレルギーなどの症状が出た場合は、当院までご連絡ください。
  • 2)アスピリンやビタミンEは出血の原因になるため、手術後1週間は服用しないでください。

アスピリンには血を止める働き(血小板の働き)を弱める作用があります。『Plastic Surgery: Aesthetic(第2巻)』では、フェイスリフト後の血腫の発生率は女性で2〜3%と報告されており、アスピリンなどの抗血小板薬の服用がその関連要因の一つに挙げられています。持病で服用中のお薬がある方は、手術前のカウンセリングで必ずお知らせください。

8. 飲酒と喫煙

  • 1)飲酒と喫煙は、出血や感染のリスクを高め、傷の治りを遅らせるため、手術後1ヶ月間はお控えください。

タバコに含まれるニコチンは血管を縮め、皮膚への血流を減らします。前述の教科書『Plastic Surgery: Aesthetic(第2巻)』でも、喫煙は、フェイスリフト後に皮膚の一部へ血液が届かず傷んでしまう(皮膚壊死)原因のなかでも、特に影響が大きいものとされています。

9. 経過

  • 1)皮膚のつっぱり感や感覚の鈍さは、回復の途中で起こる正常な反応です。時間がたつにつれて少しずつ良くなります(最も強く感じやすいのは手術後1〜2ヶ月目です)。
  • 2)引き上げた部分が硬くなったり、一時的にデコボコして見えたりすることがありますが、時間の経過とともに改善します。
  • 3)皮膚のくぼみ(ディンプル)が一時的に出ることがあり、1ヶ月ほどたつと良くなり始めます。ご自身で無理にほぐそうとしないでください。
  • 4)頭痛が強いときは、タイレノール(アセトアミノフェン)を追加で服用してください。
  • 5)切開線の上には髪が生えません。また、切開部位の周りの髪が一時的に抜けることがあります。一時的に抜けた髪は、1年ほどたってから生え始めます。
  • 6)まれに口元を動かす神経が影響を受け、口角が上がりにくくなることがあります。2〜3ヶ月かけて回復していきますので、過度に心配なさらないでください。
  • 7)カラーリングやパーマは、手術後1ヶ月後から可能です。
  • 8)口を大きく開けたり、顔に力の入る表情をしたりすると、痛みやつっぱり感が強くなることがあります。手術後1ヶ月ほどはご注意ください。
  • 9)顔のマッサージや、顔を強く押すことは、手術後1ヶ月間はお控えください(圧迫バンドは「4. 傷の管理」の目安どおりに着用を続けてください)。
  • 10)ウルセラなど、超音波(ハイフ/HIFU)を使ったリフトアップ施術は、手術後6ヶ月間はお控えください。

感覚の鈍さは、皮膚を持ち上げるときに細い感覚神経の枝が一時的に影響を受けるために起こります。『Plastic Surgery: Aesthetic(第2巻)』では、こうしたしびれは多くの場合6〜12ヶ月で自然に回復すると説明されています。また同書では、SMAS(顔を支える筋膜の層)を扱うフェイスリフト3,500例のうち、表情を動かす神経の働きが一時的に弱まったケースは0.1%にとどまり、いずれも6ヶ月以内に回復したと報告されています。

すぐにご連絡いただきたい症状

腫れや違和感の多くは時間とともに落ち着きますが、次のような症状がある場合は早めの対応が必要です。教科書でも、血腫は手術後12時間以内に起こることが多く、急に大きくなる場合は急いで処置すべきとされています。Azziら(2025)が31件の研究・8,841例を分析したメタ分析でも、ディーププレーン・フェイスリフト後の血腫の発生率は全体で2.7%、処置が必要になる大きな血腫は0.97%でした(論文の要旨(PubMed))。

  • 片側だけが急に大きく腫れる、張りつめたように硬くなる
  • 痛みが日を追うごとに強くなる、痛み止めを飲んでも治まらない
  • 傷口からの出血が止まらない
  • 発熱が続く、傷口の赤み・熱感が強くなる、膿が出る

このような症状があるときは、まず当院までご連絡ください。日本へのご帰国後に症状が強く出た場合は、お近くの医療機関を受診していただいたうえで、当院にもご連絡ください。経過を一緒に確認いたします。

よくある質問

ミニ切開リフトのあと、シャンプーはいつからできますか?

シャンプーは手術3日後から可能です。洗うときは切開部位を強くこすらず、洗ったあとは縫合部分をドライヤーの冷風で乾かしてください。洗顔は手術の翌日からできます。

頭のホッチキスはいつ取れますか?

傷を留めている医療用ステープラー(いわゆるホッチキス)は、手術後2週目に除去します。ご滞在の日程に合わせて、除去の日取りは手術前のカウンセリングでご相談ください。

腫れはいつ引きますか?

腫れや内出血が目立つダウンタイムは手術後2〜3日がピークで、その後2〜4週間かけて落ち着きます。残った腫れは2〜3ヶ月かけて引いていきます。

お酒とタバコはいつから再開できますか?

飲酒と喫煙は、出血や感染のリスクを高め、傷の治りを遅らせるため、手術後1ヶ月間はお控えください。特にタバコは皮膚への血流を減らすため、できるだけ長く控えていただくことをおすすめします。

口角が上がりにくいのですが、大丈夫でしょうか?

まれに口元を動かす神経が一時的に影響を受けることがありますが、2〜3ヶ月かけて回復していきます。気になる場合や、変化がみられない場合は、当院までご相談ください。

手術後のケアは手術と同じくらい大切です。患者様のご協力をお願いいたします。
ご不明な点がございましたら、いつでもご遠慮なく当院までお問い合わせください。

▶ もっと詳しく:ミニフェイスリフト手術の完全ガイド/フェイスリフト後の注意事項

※ お問い合わせ(Tel:+82-2-516-1175/LINE:@jpmineps)

監修:マイン美容外科・皮膚科 代表院長 李聖郁(イ・ソンウク)形成外科専門医/最終更新日:2026年10月1日

※ 本コンテンツは情報提供のみを目的としており、医療上の診断や治療に代わるものではありません。施術結果には個人差があり、副作用が生じる可能性があります。詳しくは専門医にご相談ください。

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