n 二重顎筋肉縛り手術後の注意事項【全10項目】 | マイン美容外科

二重顎筋肉縛り手術後の注意事項

二重顎筋肉縛り手術後の注意事項とは、顎下の広頸筋(首の前面を覆う薄い筋肉)を縫い縮めた部分が安定するまでの間、患者様に守っていただきたい術後管理の指針です。

このページでは、マイン美容外科・皮膚科で手術を受けられた患者様に向けて、姿勢・食事・腫れ・傷口・洗顔およびシャワー・運動・薬・飲酒と喫煙・経過・傷跡ケア用軟膏という10の項目をご案内します。守っていただく期間はそれぞれ異なりますので、まずは冒頭の早見表で全体像をご確認ください。

なお、腫れがいつ引くのかといったダウンタイム(回復期間)全体のタイムラインは、二重顎筋肉縛りの回復期間(ダウンタイム)にまとめております。このページは「いつまで、何を守っていただくか」に絞ってご説明します。

二重顎筋肉縛り手術後の注意事項:守っていただく期間の早見表

二重顎筋肉縛り手術後の注意事項を、守っていただく期間ごとに一覧にまとめました。以下は目安ですので、それぞれの理由と方法は下の各項目でご確認ください。期間が過ぎても違和感が残る場合は、自己判断で再開なさらずご相談ください。

項目守っていただく期間
冷湿布から温湿布への切り替え術後3日目
抜糸術後7日目
ステリテープ(白色)の除去抜糸後2〜3日
顎下の3Mテープ約3か月
フェイスバンドの着用1週間は1日24時間、以降は1日8時間以上(手術後1か月間)
洗顔手術の翌日から可能
サウナ1か月
軽いウォーキング1〜2週間後から
激しい運動1か月以降
飲酒・喫煙1か月
マッサージ・強い圧迫1か月
顎下のウルセラ・超音波・レーザー治療6か月
顎を90度以上反らせる姿勢3か月
傷跡ケア用軟膏抜糸後3か月目から6か月以上

1.手術後の姿勢

1) 手術後は、就寝時に頭を心臓より高く保つようにしてください。

枕を二つ重ねるなど、上半身を少し起こした姿勢でお休みください。頭が心臓より高いと、顔まわりにたまった血液やリンパ液が戻りやすくなり、腫れやむくみが落ち着きやすくなります。

2) うつ伏せや、顎を枕に押しつける姿勢は避けてください。手術部位を圧迫すると、腫れや内出血が長引くことがあります。腫れが強い最初の2〜3日は、特に意識していただけると安心です。

2.手術後の食事

1)一般的な食事はすべて可能ですが、刺激の強い食べ物は避けてください。

具体的には、辛い物や熱すぎる物、塩分の濃い物です。血行が急に促されたり、むくみが強くなったりする原因になりますので、腫れが落ち着くまではお控えください。

2) 顎の下を縫い縮めているため、大きく口を開けて噛むことがつらく感じられる時期があります。無理をせず、やわらかく飲み込みやすいお食事から始めましょう。

3) 水分はこまめにお摂りください。なお、お酒につきましては、のちほど飲酒と喫煙の項目でご案内します。

3.腫れの管理

1)手術後2~3日間は腫れとむくみが強く出ますが、その後2~4週間かけて徐々に引いていきます。個人差があります。

2)術後3日目までは冷湿布を行い、その後は温湿布に切り替えてください。(市販の温冷両用パックを使用しても構いません。)

  • 冷湿布 : 冷却パックを冷凍庫で保管し使用してください。
  • 温湿布 : 温パックは電子レンジで15〜20秒ほど温めて使用します。(長く温めすぎると破裂の恐れがあるためご注意ください。)
  • 注意点 : 手術部位の感覚が一時的に鈍く、熱さを感じにくい場合があります。やけどを防ぐため、温めたあとは手術部位に当てる前に、必ず手の甲で温度をお確かめください。

冷やす時期と温める時期を分けるのには理由があります。手術直後は冷やすことで血管が一時的に引き締まり、腫れや内出血が広がるのを抑えられます。出血が落ち着いたあとは温めて血の巡りを促すことで、たまった内出血やむくみが吸収されやすくなります。

3)手術部位は2か月ほど硬い状態が続き、その後次第に柔らかくなっていきます。
自然な経過ですので、焦らず経過を見守ってください。

硬くなる変化は、縫い縮めた組織が治っていく過程で起こる自然な反応です。硬さはやがてやわらぎ、違和感も少しずつ落ち着いていきます。硬いからといって強く揉みほぐすと、かえって負担がかかりますのでお控えください。

4) 冷却パックや温パックは、タオルで包んでからお当てください。氷や保冷剤を直接お肌に当てると凍傷ややけどの原因になります。一度に長く当て続けず、間隔をあけてお使いください。

5) 左右で腫れ方に差が出ることもよくあります。時間の経過とともに整っていきますので、過度なご心配は不要です。

4.傷口の管理

1)糸は手術後7日目に抜糸します。抜糸後、当院で貼付したステリテープ(白色のステリストリップ)は2〜3日後に取り外してください。その後は、顎下には3Mテープ(肌色のサージカルテープ)を3か月ほど貼り、耳の後ろには貼る必要はありません。

切開から縫合までの流れは、手術プロセス(切開から縫合まで)でご説明しています。

2)抜糸後は、抗菌軟膏(当院でお渡しするもの)を耳の後ろと二重あご部分に2〜3日間塗布します。
(塗布後、顎下には3Mテープを貼ってください。)

3)フェイスバンドは1週間、1日24時間着用を推奨しますが、食事や洗顔の際は一時的に外しても構いません。その後は、少なくとも1日8時間以上の着用をおすすめします(手術後1か月間)。

フェイスバンドは、息苦しさを感じない程度の強さで、顎下全体が均一に支えられるように当ててください。強く締めすぎると、かえって血の巡りが悪くなり、腫れが長引くことがあります。

二重顎筋肉縛り手術後の注意事項に沿ってフェイスバンドを着用し、顎下を支えながら自宅で休んでいる様子(イメージ)。

4)シリコンテープを併用される場合は、テープの端が剥がれないように医療用テープや絆創膏で固定するとよいでしょう。

5)高周波のケアは、抜糸後に合計2回行います。ご予約のうえご来院いただき、施術を受けていただけます。

6) テープが濡れたり汚れたりした場合は、新しいものに貼り替えてください。貼っている部分の皮膚が赤くなったり、かゆみが出たりしたときは、いったん中止して当院までご相談ください。

  • 手術部位の熱感が強い、または強い痛みや腫れがある場合は、必ずお近くの医療機関を受診し、あわせて当院までご連絡ください。
  • 傷あとに爪や指で刺激を加えると感染の恐れがあるため、手術後1か月間はこすらないようにしましょう。
  • 傷口の縫い目が開いたり、内部の糸が見えた場合は、すぐに当院へご連絡ください。
  • 38度以上の発熱が続く場合は、感染の可能性がありますので、お近くの医療機関を受診し、あわせて当院までご連絡ください。
  • 傷口から膿や分泌物が出る場合も、自己判断で様子を見ず、速やかにお近くの医療機関を受診し、あわせて当院までご連絡ください。

5.洗顔およびシャワー

1)洗顔は手術の翌日から可能です。
(二重あごテープを外した後は、必ず防水テープを貼ってから洗髪してください。
※防水テープは薬局またはインターネットで購入可能です。)

防水テープはすき間ができないように貼り、洗髪はぬるま湯で短時間に済ませましょう。熱いお湯に長く浸かると腫れがぶり返すことがあります。また手術部位は感覚が鈍く熱さに気づきにくいため、ドライヤーの熱風を顎下に長く当てないようご注意ください。

2)サウナは感染予防のため、手術後1か月間は避けてください。

サウナは体温を上げて血行を大きく促すため腫れがぶり返しやすく、傷口を清潔に保つうえでも避けていただきたい場所です。

3)化粧やコンタクトレンズの使用は翌日から可能です。
(化粧を落とす際は、テープ部分に水がかからないよう注意して洗ってください。)

6.運動

1)日常生活はすぐに可能ですが、軽いウォーキングなどは手術後1〜2週間後から、激しい運動は手術後1か月以降から行うようにしてください。

2) 激しい運動は血圧を上げ、手術部位の出血や腫れを招くことがあります。特に首や肩に強く力が入る動作や、重い物を持ち上げる動作は、縫い縮めた筋肉に負担がかかりますのでお控えください。

3) 再開は段階的に進めましょう。まずは軽いウォーキングから始め、翌日の腫れや痛みを確かめながら少しずつ強度を上げてください。顎を大きく後ろに反らせる姿勢については、次の経過の項目でご案内します。

7.薬の服用

1)手術後にお渡しするお薬は、手術が終わって最初の食事の30分後から服用できます。決められた時間にきちんと服用してください。服用後に下痢やアレルギーなどの症状が出た場合は、当院にご連絡ください。

2)手術後1週間は、アスピリンやビタミンEなどの出血を促す薬は服用しないでください。
※唾液腺を切除された方は、キミテパッチ(スコポラミン)を耳の後ろの、傷口にかからない清潔な皮膚に片側1枚お貼りください。3日ごとに左右の耳を交互に貼り替え、12日間継続していただきます。(1枚あたり約3日〈72時間〉使用できます。)はがしたあとは、貼っていた部分と手を石けんでよく洗ってください。貼付中は眠気やめまい、目のかすみが出ることがありますので、運転や機械の操作はお控えください。

二重顎筋肉縛り手術後の注意事項として、手術後1週間は服用を控えていただくお薬を表す禁止マーク付きの錠剤とカプセルのイラスト。

3) 処方されたお薬は、症状が軽くなったと感じても自己判断で中断せず、最後まで飲みきってください。痛みが十分に抑えられないときも、ご自身で量を増やさずに当院までご連絡ください。

4) アスピリンやビタミンEのほかに、オメガ3などの健康補助食品にも出血の傾向を高めるものがあります。同じく手術後1週間はお控えいただき、常用しているサプリメントは担当医にお伝えください。

8.飲酒と喫煙

1)飲酒や喫煙は出血・傷の治癒・感染に悪影響を及ぼすため、手術後1か月間は禁止です。

2) たばこに含まれるニコチンは血管を収縮させ、組織へ届く血流を減らします。その結果、傷の治りが遅くなり、腫れや炎症が長引きやすくなります。加熱式たばこや電子たばこにもニコチンを含む製品が多いため、同じようにお控えください。

手術後1か月間の禁煙をお願いする、折れたたばこと「NO / STOP SMOKING」の英文が入った注意喚起イラスト。

3) 一方でお酒は血管を広げるため、腫れや内出血が強く出やすくなり、傷口からの出血につながることもあります。

9.経過

1)皮膚のつっぱり感やしびれ感は正常な回復過程であり、時間の経過とともに徐々に改善します。
(手術後1〜2か月が最も強く感じやすい時期です。)

2)二重あごの手術部位が一時的にでこぼこして見えたり、ピリピリとした感覚が出ることがありますが、時間の経過とともにおさまります。(おおよそ術後3か月以降から改善)

3)まれに口周りの神経が刺激されて口角が動かしにくくなることがありますが、2〜3か月かけて徐々に回復していきますので、過度な心配は不要です。

顎の下や首の手術での神経の一時的な変化については、多数の症例をまとめた報告があります。顎下腺の縮小を併せて行った112例を分析したMendelson(2015)の論文では、下顎縁枝(口角を動かす神経)の一時的な機能低下(口角が動かしにくくなる変化)は3か月以内に全例が回復したと報告されており、その発生頻度は4.5%でした。

出典:Mendelson BC, Tutino R. Plast Reconstr Surg. 2015;136(3):463-471

4)マッサージや強い圧迫を加える行為は、1か月間は避けてください。

5)顎下部分へのウルセラ・超音波・レーザー治療は、6か月間は控えてください。

6)長時間あごを90度以上後ろに反らせる姿勢は、3か月間は避けてください。筋肉を縫い合わせた部分が安定するまでには、固定のための時間が必要です。

つっぱり感や硬さが、どの時期にどう変わっていくのかという流れは、二重顎筋肉縛りの回復期間でご説明しています。

10.傷跡ケア用軟膏の使用方法

傷跡そのものが顎下のどの位置にどれくらい残るのかは、二重顎筋肉縛りの傷跡はどれくらい目立つのかでご説明しています。ここでは軟膏の使い方に絞ってご案内します。

1)手術後の傷跡ケアのために、「ダーマティックス ウルトラジェル」または「コントラチュベックス(コントラトゥベックス)ジェル」の使用方法をご案内します。

(どちらか一方を選んで使用してください。)

形成外科の医学書では、2002年に発表された国際的な瘢痕管理の指針とその改訂版をもとに、シリコンジェル・シートが肥厚性瘢痕や軽度のケロイドに対する第一選択とされ、タマネギ抽出物を配合したジェル(コントラチュベックス)は代替の選択肢として位置づけられています。どちらをお使いいただくかは、お肌の状態やご都合に合わせて診察時にご相談ください。

O’Brien(2013)のコクランレビューでは、20件・873名を対象にシリコンジェルシートが検討され、瘢痕の予防に有効である可能性は示されたものの、根拠はまだ弱いと評価されています。

出典:O’Brien L, Jones DJ. Cochrane Database of Systematic Reviews. 2013;(9):CD003826

なお、顎の下は会話やお食事で皮膚がよく動くため、シートを一定に貼り続けにくい部位です。こうした場所ではジェルタイプのほうが続けやすいとされています。

2)より効果的な傷跡改善のため、抜糸後3か月目から軟膏の使用を開始し、少なくとも6か月以上継続して塗布することをおすすめします。

01.使用前の準備

(1). 傷跡部分を清潔に洗い、やさしく水分を拭き取ります。
(2). 傷口が完全にふさがった後に使用してください。
(まだ傷口が開いている場合は使用を避けてください。)

02.使用方法

(1). ダーマティックス ウルトラジェルの場合

  • ① 少量(米粒大程度)を取り、薄く塗ります。
  • ② 傷跡部分にやさしくマッサージしながらなじませます。
  • ③ 完全に乾くまで約1〜2分待ちます。
  • ④ 1日2回(朝・夜)の使用を推奨します。

(2). コントラチュベックス ジェルの場合

  • ① 傷跡部分に適量をのせます。
  • ② 軽くマッサージして肌になじませます。
  • ③ 1日2〜3回、継続的に塗布してください。

03.注意事項

(1). 塗布直後は、傷跡部分をこすったり、触ったりしないよう注意してください

(2). 紫外線によって傷跡の色素沈着が悪化する場合があります。外出時は必ず日焼け止めを併用してください。色素沈着を防ぐためにも、紫外線対策は大切です。

(3). 使用中に発疹やかゆみ、アレルギー反応などが出た場合は、すぐに使用を中止し、当院にご相談ください。

  • 傷跡ケアは、手術後の管理で非常に重要です。根気強く継続して行ってください。
  • 不安な点や異常がある場合は、自己判断せず必ず当院へお問い合わせください

よくあるご質問(FAQ)

フェイスバンドはいつまで着用しますか?

手術後1週間は、1日24時間の着用をおすすめしています。お食事や洗顔の際は一時的に外していただいて構いません。その後は、少なくとも1日8時間以上を目安に、手術後1か月間続けてください。ご自宅にいらっしゃるときや就寝時に着けていただくと無理がありません。

抜糸はいつ?ステリテープ・3Mテープはいつまで貼りますか?

抜糸は手術後7日目に行います。貼付した白色のステリテープは2〜3日後に取り外してください。その後は顎下に3Mテープを3か月ほど貼り、耳の後ろには貼る必要はありません。

サウナや激しい運動はいつから再開できますか?

サウナは感染予防のため、手術後1か月間は避けてください。運動は、軽いウォーキングであれば手術後1〜2週間後から、激しい運動は手術後1か月以降が目安です。日常生活そのものはすぐに送っていただけます。

傷跡ケアの軟膏はいつから塗り始め、どのくらい続けますか?

抜糸後3か月目から塗り始め、少なくとも6か月以上続けていただくことをおすすめします。傷口が完全にふさがってからお使いください。あわせて外出時は日焼け止めをご併用ください。

口角が動かしにくいのですが、なぜですか?

口の周りの神経が手術によって一時的に刺激されているためで、まれに起こる一過性の変化です。多くの場合は2〜3か月かけて徐々に回復していきます。気になる症状が長く続く場合は、当院までご相談ください。

まとめとご相談のご案内

二重顎筋肉縛り手術後の注意事項は、冷やす時期と温める時期を分けること、フェイスバンドで顎下を支えること、傷口を清潔に保つこと、傷跡ケアを根気よく続けることの4つが柱になります。期間の目安は冒頭の早見表にまとめております。

判断に迷うことがありましたら、自己判断なさらず、いつでも当院までご連絡ください。二重顎筋肉縛りの手術内容やカウンセリングは専用ページでご案内しております。マイン美容外科・皮膚科では日本語スタッフが対応しておりますので、どうぞ安心してご相談ください。

▶ もっと詳しく:二重顎筋肉縛りで根本解決

【監修】マイン美容外科・皮膚科 イ・ソンウク院長
【最終更新日】2026年9月24日

ソウル特別市江南区新沙洞586‐3
T +82-10-5061-1175 診療時間 平日:10:00-19:00 | 土曜日:10:00-16:00

【注意事項】本記事はマイン美容外科・皮膚科が医療広告ガイドラインに基づき作成した情報提供記事です。すべての手術には、炎症・出血・感染などの副作用が生じる可能性があります。効果・結果には個人差がございます。手術前に必ず専門医との十分なカウンセリングをお受けください。

※ 本コンテンツは情報提供のみを目的としており、医療上の診断や治療に代わるものではありません。施術結果には個人差があり、副作用が生じる可能性があります。詳しくは専門医にご相談ください。

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