シミ取りレーザー テープとは、CO2レーザーやアクション2レーザーの施術後に、削れた部分を保護するために貼るデュオダーム(創傷被覆材)のことです。当院では施術部位の大きさに応じて7〜14日ほど貼っていただき、交換は毎日ではなく2〜3日に1回を目安にご案内しています。
ただ、同じ「シミを取るレーザー」でも、テープを貼らない機器があります。当院の施術後案内では、532レーザーとルビーレーザーを受けられた患者様にはデュオダームをお渡しせず、処方した軟膏を朝と晩に3日ほど塗っていただきます。この記事は、その分かれ道をはっきりさせるためのものです。
先日公開したフラクショナルレーザーのかさぶたケアやレーザートーニングの適切な間隔とは、機器の系統が違います。こちらは肌の表面を削る・壊すタイプのレーザーを受けた方に向けた、傷の手当てとしてのケア記事だとお考えください。
こんにちは。マイン美容外科・皮膚科です。この記事は、当院院長の李聖郁(イ・ソンウク/形成外科専門医)の監修のもと、シミ・そばかす・ほくろのレーザー施術を受けられた患者様から実際によくいただくご質問を、当院の施術後案内に沿って整理したものです。
シミ取りレーザー テープとは?4種のレーザーは「貼る群」と「塗る群」に分かれます
当院でシミ・そばかす・ほくろのレーザー施術を受けられた患者様には、受けた機器に応じて2通りの施術後ケアをご案内しています。テープ(デュオダーム)を貼る群と、テープを使わず軟膏を塗る群です。
| 受けたレーザー | テープ(デュオダーム) | 貼る期間 | 交換の目安 | 軟膏 | 洗顔 |
|---|---|---|---|---|---|
| CO2レーザー | 貼ります | 7〜14日(施術部位の大きさによる) | 2〜3日に1回 | 指示があれば使用 | やさしく |
| アクション2レーザー | 貼ります | 7〜14日(施術部位の大きさによる) | 2〜3日に1回 | 指示があれば使用 | やさしく |
| 532レーザー | 貼りません | — | — | 朝・晩に3日ほど | やさしく |
| ルビーレーザー | 貼りません | — | — | 朝・晩に3日ほど | やさしく |
この表が、この記事でいちばんお伝えしたい内容です。ご自身がどの機器で施術を受けたか思い出せないときは、お帰りの際にテープを貼られたかどうかを目印にしてください。
削るタイプのレーザーは、かさぶた(痂皮)ができてから治ります
美容皮膚科の教科書では、CO2レーザーやエルビウムヤグレーザーは組織の水分に反応して表面を削るタイプの機器として説明されています。表面を削るというのは、ごく浅い傷を意図してつくるということです。
浅い傷は、まず表面が乾いてかさぶた(痂皮)になり、その下で新しい皮膚がつくられ、最後にかさぶたが外れて治ります。つまり施術後のケアは、美容のお手入れというより傷の手当てに近いとお考えください。
デュオダームを貼るのも、軟膏を塗るのも、目的は同じです。かさぶたの下で新しい皮膚が育つあいだ、その部分を乾かさず、こすらないようにすることです。
CO2レーザー・アクション2レーザーはデュオダームを貼る群
デュオダームは商品名で、一般名は創傷被覆材(ハイドロコロイド)といいます。傷から出る少量の浸出液を吸って適度なうるおいを保ち、外からの刺激を遮ってくれる、絆創膏より厚みのあるシートです。
アクション2レーザーがどのような原理の機器かを、この記事で断定することはいたしません。お伝えできるのは、当院の施術後案内での分け方です。CO2レーザーとアクション2レーザーはデュオダームを貼る群、532レーザーとルビーレーザーは軟膏を塗る群として、それぞれ別のケアをご案内しています。
ケアが同じだからといって、機器の性質まで同じとはかぎりません。ご自身が受けた機器について詳しく知りたいときは、カウンセリングでお尋ねください。
532レーザー・ルビーレーザーは貼らずに軟膏を塗る群
ルビーレーザーについては、茶色から黒色の、浅いところにある色素の治療に使われる機器だと教科書に記されています。当院ではこの群にデュオダームをお渡しせず、処方した軟膏でうるおいを保っていただく方法をとっています。
ここで「貼らないほうが軽い施術」と受け取らないでください。テープが担っていた乾燥を防ぐ役割を、軟膏が代わりに担っているだけです。
受けたレーザーでケアはどう変わる?「貼る群」と「塗る群」の見分け方
ご自身がどちらの群かは、施術当日の様子で見分けられます。次のチェックリストで確認してみましょう。
- 施術後、その場でテープを貼って帰宅した → 貼る群です。7〜14日を目安に続けます。
- テープはなく、軟膏だけ処方された → 塗る群です。朝と晩に3日ほど塗ります。
- 「かさぶたができます」と説明を受けた → 削るタイプの施術で、この記事が対象です。
- 1〜2週間おきに何度も通う計画になっている → 繰り返し受けるタイプの施術で、ケアの考え方が違います。
- 顔全体に細かい点状の照射を受けた → フラクショナルレーザーの可能性があります。
シミ・そばかす・色素斑を削る・壊す施術を受けた方
この記事の対象は、狙った1点にしっかり出力を入れて、その部分だけを削る・壊すタイプの施術を受けた方です。施術直後から患部がひりひりし、数日でかさぶたができるのが典型的な経過になります。
レーザートーニングやフラクショナルを受けた方はケアが違います
低い出力を何度も重ねるレーザートーニングは、表面を削らない設計なので、そもそもかさぶたができずテープも貼りません。回数と間隔の考え方はレーザートーニングの適切な間隔で詳しくご説明しています。
フラクショナルレーザーは、肌に細かい点の傷をたくさんつくる施術です。かさぶたはできますが、面ではなく点として散らばるため、経過の見え方が変わります。詳しくはフラクショナルレーザーのかさぶたケアをご覧ください。
テープ(デュオダーム)はいつまで貼る?7〜14日・交換は2〜3日に1回
CO2レーザーとアクション2レーザーの後は、施術部位の大きさに応じてデュオダームを7〜14日ほど貼ります。デュオダームの交換は毎日ではなく、2〜3日に1回が目安です。
貼る期間は施術部位の大きさで決まります
小さなシミを1〜2か所取った場合と、広い範囲を削った場合とでは、新しい皮膚に入れ替わるまでにかかる時間が違います。7〜14日という幅は、その差を見込んだものです。
この日数は当院の施術後案内の基準であり、教科書に載っている数値ではありません。実際に何日貼るかは、患部の治り方を診たうえで担当医がご案内します。
毎日は替えない — 交換は2〜3日に1回が目安
毎日剥がして確かめたくなるお気持ちはよくわかりますが、そこはこらえましょう。剥がすたびに、できかけの薄い皮膚やかさぶたを一緒に持っていってしまうことがあります。
デュオダームは、貼ったまま数日置くことを前提につくられた被覆材です。中央が白くふくらんできたら、それが交換の合図だとお考えください。
途中で端が浮いてきたり、まわりの皮膚が赤くかゆくなったりした場合は、ご自身の判断で貼り替えず、まず当院までご連絡ください。かぶれているのか、順調に治っている途中なのかで対応が変わります。
貼っている間の洗顔はやさしく
施術後1〜2日は水がかからないように注意し、2〜3日目以降はやさしく水をかける洗顔から再開してください。ごしごし洗う、シャワーを直接当てる、拭くときにこする。この3つは避けましょう。
洗顔のあとは、タオルで押さえるように水分を取ります。テープを貼っている部分は、そのまま自然に乾かしていただいて問題ありません。
532・ルビーレーザーは貼らない — 軟膏を朝晩3日
532レーザーとルビーレーザーではテープを貼らず、処方された軟膏を朝晩に3日ほど塗ります。塗る量は、患部がうっすら光って見えるくらいが目安です。
処方された軟膏を朝と晩にやさしく
指の腹にとって、押しつけずに置くように広げましょう。すり込む必要はありません。市販の保湿クリームや化粧品を上から重ねるのは、かさぶたが取れるまでお控えください。
3日という日数も当院の案内基準です。患部の乾き方によっては、もう少し続けていただくこともありますので、最後は担当医の指示を優先してください。
テープを貼らない分、乾燥させないことが大切
テープがない状態では、患部は空気に触れて乾きやすくなります。乾きすぎたかさぶたは厚く固くなって剥がれにくくなり、ちょっとした刺激で割れてしまうこともあります。
軟膏は傷を治す薬というより、乾かさないためのふただとお考えいただくと、塗り忘れが減ります。
かさぶたが取れるまでの経過|7〜10日と、その後の赤み
かさぶたは施術後7〜10日ほどで自然に取れます。取れる時期は患部の深さや大きさによって前後しますので、下の表は目安としてご覧ください。
| 時期 | 肌の状態 | この時期のケア |
|---|---|---|
| 施術当日 | ひりつき・赤みが出ます | 貼る群はテープのまま/塗る群は軟膏を塗ります |
| 1〜2日目 | 患部がじくじくすることがあります | 水がかからないように注意します |
| 2〜3日目以降 | かさぶたができ始めます | やさしく水をかける洗顔から再開します |
| 7〜10日目 | かさぶたが自然に取れます | 無理に剥がさず、そのまま待ちます |
| かさぶたが取れた後〜1か月 | わずかな赤い再生跡と色素沈着が残ります | 日焼け止めをていねいに塗ります |
かさぶたは7〜10日ほどで自然に取れます
かさぶたが自然に取れるまでの目安は7〜10日ほどで、この日数は当院の施術後案内の基準です。削るタイプのレーザーについては、機器の種類を問わず施術後の経過をていねいに追うことの重要性が、美容皮膚科の教科書でも繰り返し述べられています。
この時期にご自身でできることは多くありません。乾かさない、こすらない、剥がさない。この3つを守っていただければ十分です。
乾かさない — 軟膏を続ける理由
かさぶたを無理に剥がしたり乾燥させすぎたりすると、傷あと(瘢痕)と炎症後色素沈着(PIH)の両方が起こりやすくなります。だからこそ、決められた期間は患部が乾かないように軟膏を続けてください。
いったんできてしまった色素沈着は、あとから消すのが簡単ではありません。TaylorとAndersonが1994年に発表した論文では、Qスイッチルビーレーザーだけでは難治性の肝斑と炎症後色素沈着を有効に治療できなかったと述べられています。予防にまさる対処はない、というのが実際のところです。
かさぶたを剥がしてはいけない理由はフラクショナルレーザーのかさぶたケアでも詳しくまとめています。色素沈着そのものについては炎症後色素沈着(PIH)について詳しくもあわせてご覧ください。
少しへこんだ部分は時間とともに戻ります
かさぶたが取れた直後、その部分が少しへこんで見えることがあります。削れた分の皮膚がまだ戻りきっていないためで、時間の経過とともに徐々に盛り上がってきますので、心配しすぎる必要はありません。
かさぶたが取れた後には、わずかな赤い再生跡と色素沈着が残りますが、これは時間とともに少しずつ改善します。教科書でも、施術後にしばらく赤みが続き、肌が敏感になる期間があることを、あらかじめ想定しておくよう勧められています。
この時期からは紫外線対策にいっそう気をつけましょう。日焼け止めは、かさぶたが取れてから患部にも塗り始めるという順番になります。
やってはいけないこと|テープ・かさぶた・お風呂の落とし穴
ここまでの内容を、避けていただきたい行動としてまとめます。どれも、良かれと思ってやってしまいがちなものばかりです。
- デュオダームを毎日貼り替える/剥がすたびに、できかけの皮膚を一緒に持っていってしまいます。
- かさぶたを自分で取る/傷あと(瘢痕)と色素沈着の両方のリスクが上がります。
- 患部を乾かす/かさぶたが厚く固くなり、割れて治りが遅くなります。
- スクラブやピーリングで角質を落とす/治りかけの薄い皮膚まで削ってしまいます。
- サウナ・汗蒸幕・チムジルバン・銭湯・プールに早く戻る/熱・汗・水の刺激が重なります。
- かさぶたが残っているうちに患部へ日焼け止めを塗る/順番が逆です。まずかさぶたが取れてからにしましょう。
デュオダームを毎日貼り替える
いちばん多いのがこれです。清潔にしようとして毎日交換される方がいらっしゃいますが、被覆材は貼りっぱなしで効果を発揮します。2〜3日に1回という間隔を守っていただくのがいちばんの近道です。
かさぶたを自分で取る・乾かす
浮いてきたかさぶたの端が気になっても、指や爪で触らないでください。取れかけているように見えても、下ではまだ新しい皮膚がつくられている途中ということがよくあります。
また、患部を早く乾かそうとしてドライヤーの風を当てたり、軟膏を途中でやめたりするのも避けましょう。乾燥は、かさぶたを剥がすのと同じくらい色素沈着につながりやすい行動です。
スクラブ、サウナ、汗蒸幕、チムジルバン、銭湯、プールに早く戻る
スクラブ・ピーリングなどの角質ケア、サウナ、汗蒸幕、チムジルバン、銭湯、プールは施術後の最低1週間は避けてください。渡韓されている患者様は、この期間だけ観光の予定を組み替えていただけると安心です。
1週間を過ぎても、かさぶたが残っているうちは控えていただくほうが無難です。洗顔・メイク・紫外線対策をいつから再開するかという、施術の種類を問わず共通する考え方は施術後の洗顔・メイク・紫外線対策にまとめていますので、あわせてご確認ください。
トーニングやフラクショナルとは何が違う?レーザー別ケア早見表
同じレーザーという言葉でも、肌にどんな傷をつくるかが違えば、施術後のケアも変わります。どれが優れているかという話ではなく、傷のでき方が違うからケアが違う、とご理解ください。
| 施術 | テープ | かさぶた | ケアの中心 |
|---|---|---|---|
| シミ取りレーザー(CO2・アクション2) | 貼ります(7〜14日) | できます(7〜10日で自然に脱落) | 被覆材で乾かさない |
| シミ取りレーザー(532・ルビー) | 貼りません | できます | 軟膏で乾かさない |
| フラクショナルレーザー | 貼りません | 点状にできます | かさぶたを剥がさない |
| レーザートーニング | 貼りません | 基本的にできません | 間隔と回数を守る |
| PDT(光線力学療法) | 貼りません | 皮むけが起こることがあります | 洗顔と紫外線対策 |
低出力を繰り返すトーニングはテープを貼らない
レーザートーニングは、弱い光を何度も重ねて色素を少しずつ細かくしていく施術です。表面に欠損をつくらない設計なので、かさぶたも被覆材も出番がありません。そのかわり、間隔を詰めすぎないことが最大のケアになります。
フラクショナルのかさぶたケアとの違い
フラクショナルレーザーは、点状の細かい傷を面全体に散らします。かさぶたも点として散らばるため、テープで一括して覆うのではなく、顔全体を保湿しながら経過を待つケアになります。同じ「かさぶた」でも、守り方が変わるとお考えください。
シミ取りレーザーのテープに関するよくあるご質問
シミ取りレーザー テープはいつまで貼りますか?
CO2レーザー・アクション2レーザーの場合、施術部位の大きさに応じて7〜14日ほどが目安です。これは当院の案内基準ですので、実際の日数は患部の治り方を診たうえで担当医がご案内します。予定より早く剥がれてしまったときは、貼り直さずにご連絡ください。
デュオダームは何日おきに交換しますか?
交換は2〜3日に1回が目安です。毎日剥がすと、できかけの新しい皮膚を一緒に持っていってしまうことがあります。中央が白くふくらんできたら交換の合図だとお考えください。
シミ取りレーザーの後、洗顔はいつからできますか?
施術後1〜2日は水がかからないように注意し、2〜3日目以降はやさしく水をかける洗顔から再開します。ごしごし洗わず、タオルは押さえるように使いましょう。洗顔やメイクの再開時期は施術の種類でも変わりますので、詳しくは施術後の洗顔・メイク・紫外線対策もご覧ください。
かさぶたはいつ取れますか?無理に剥がしてもいいですか?
7〜10日ほどで自然に取れます。無理に剥がすと、傷あと(瘢痕)と炎症後色素沈着の両方のリスクが上がりますので、自然に取れるまでお待ちください。かゆみが強いときは、かかずに当院までご連絡ください。
テープを貼らない532レーザー・ルビーレーザーはどうケアしますか?
処方された軟膏を朝と晩にやさしく3日ほど塗ります。貼らない分、患部を乾かさないことがいっそう大切になります。市販の保湿クリームを重ねるのは、かさぶたが取れてからにしましょう。
サウナやプールはいつから大丈夫ですか?
スクラブ・ピーリングなどの角質ケア、サウナ、汗蒸幕、チムジルバン、銭湯、プールは施術後の最低1週間は避けてください。1週間を過ぎても、かさぶたが残っているうちは控えていただくと安心です。
施術後のケアで迷ったら|マイン美容外科・皮膚科へご相談ください
日本語スタッフが対応いたします
テープのまわりが赤くかゆい、思ったより早くかさぶたが取れた、貼り替えるべきか迷う。こうした場面では、ご自身で判断せず一度ご連絡ください。お写真を拝見するだけで解決することも少なくありません。日本語スタッフが対応いたしますので、日本語のままお話しいただけます。
当院の皮膚科で行っている施術についてはマイン美容外科・皮膚科の皮膚科診療のページにまとめています。渡韓の前後でどのようにスケジュールを組むかについても、カウンセリングでご相談を承ります。
お問い合わせ
📞 お電話でのご相談:+82-2-516-1175
💬 オンラインでの個別カウンセリングのご予約も承っております。
作成・監修:マイン美容外科・皮膚科 院長 李聖郁(イ・ソンウク/形成外科専門医)/最終更新日:2026年9月2日
※ 本コンテンツは情報提供のみを目的としており、医療上の診断や治療に代わるものではありません。施術結果には個人差があり、副作用が生じる可能性があります。詳しくは専門医にご相談ください。



